LIFE

西春香

2020.07.20

〈装いの庭〉西春香の連載 |流れ流れて富士吉田へ 02

夢の平屋生活

和が好きになってから、古民家や平屋に住みたいなぁと思ってました。世界一周のときにしていた家なき子生活も身軽で好きだったのですが、どうせ住むなら平屋か古民家に住みたい! と富士吉田に来てから10件くらい物件を見て回りました。けれど、ひとり暮らし向けの古民家・平屋はあまりなく、畳のアパートとなると古い物件が多く。きれいさを求めると家賃も上がり、フローリングになってしまう…。

家賃の相場も思ったよりは高めなので、悪くはないけど…といった感じ。なかなか見つからず、しかも「富士吉田市の冬は寒い」と、やたらと地元の人の声を耳にするので、お部屋選びは難しかったです。

あと、田舎町だから静かでいいなぁと思いきや、車の音が意外と気になります。トラックがびゅんびゅん行き交って、道路沿いだとけっこう音がするんです。逆に線路沿いはあまりうるさくありません(電車があまり走ってない)。

3週間ほど物件探しをして、やっとやっと見つけたのがこのお家でした。

日本家屋風の平屋で、畳で、庭があって、富士山が見えて、猫の通り道!
最高。こういうの待ってました。
畳、襖、布団、縁側。。。あ~~いい。これぞニッポン。

日本には西洋風のお家が多いですが、私はこういうのが好きです。

ほどよく丁度いい、この地味さが落ち着きます。
私は毎日瞑想をするので、瞑想部屋も設置。

住み始めは物音が怖くて、まともに眠れない日が続きました。
東京と比べると、勝手口とか、あまり丈夫じゃなさそうで。
東京では、「物騒で治安が悪い」というイメージがあったので、穴ぼこたくさんの鍵をしていました。暗いニュースも多かったので…。

そんな見えない不安がどこかにあって、夜に聞こえる木造の軋む音とか、お隣さんの声とか謎の物音とかに怯えたりもしましたが、最近はようやく慣れてきて、ぐっすり安心して眠れるようになりました。

治安がよくて、安全、穏やかって、こんなに安心して眠れるんですね。
地元のお姉さんに「富士吉田は治安がいいですね。鍵とか閉めなくても大丈夫そう」と話すと、お姉さんは「いやあんまり治安よくないですよ」と言うので、「えっそうなんですか?治安が悪いって例えば?」と聞くと、「きゅうり、盗まれたりとかしますよ」「えっ、きゅ、、、」ってなりました(笑)。

東京にいた頃は、自分でも気がつかないほど、不安と緊張感に包まれていたんだなぁと、移住してみて始めて気づいた心の状態でした。田舎っていいなぁ。

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西春香

〈装いの庭〉アシスタント
2016年からフリーランスでグラフィックデザイン・WEBデザイン・ヘナアート・絵描きなどを続ける。その後、夢だった世界一周船の旅をきっかけに、日本の「和」のすばらしさにあらためて惹かれる。
瞑想センターで5ヶ月間の滞在を経て、仕事を機に2020年4月から富士吉田市へ移住。〈装いの庭〉のアシスタントに。
富士吉田市に移住したばかりの目線で、いいことや困ったことなどを綴っていきます。

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