FUJIYOSHIDA DIARY MAGAZINE

仕事

中川 宏文

2020.08.24

「建築がある日常」02

梅雨がようやくあけて、遅めの夏がやってきたと思っていると、もう8月も後半。
連日の猛暑でちょっと外に出ただけでクタクタになります(東京の話)。
最近は、東京ー富士吉田ー甲府ー塩山など、いろいろな場所で仕事をしていますが、やっぱり富士吉田が一番涼しい。ちなみに甲府の現場は東京の比じゃないくらい暑いです(僕の感覚的に)。
暑さの話はここまでにして、今回は、自己紹介の続きをさらっと書きたいと思います。

僕は大学院修了後、東京のアトリエ設計事務所スタッフと富士吉田地域おこし協力隊(総務省事業)として、ダブルワークをスタートしました。

現在も、東京では会社員(というのだろうか?)、富士吉田では個人事業主(自称建築家)という社会的ステータス(たぶん)で働いていて、ダブルワークも5年目に突入しました。1週間のスケジュールをどう組むか、いまだに悪戦苦闘しながら回遊魚のように(僕は泳げません)働きまわっています。

何かと大変なダブルワークですが、きっとアトリエ事務所で日々仕事しているだけでは出会わなかったであろう、たくさんの人と仕事ができる楽しさは日々実感しています。

いくら時間があって、インターネットが発達して、ググればなんでも出てくるような世の中でも、1人で知ることができる世界には限界があって、東京と富士吉田の2拠点ワークは、違う世界を知る人が自分の周りにどんどん増えて、そんな世界の限界をどんどん広げてくれる環境なのかなと思います。

そんな彼ら彼女らの世界を少しでも広げることができる建築がつくれると素敵だー。

photo:FUJIHIMUROに新しくつくった建築
the optical drops / design : Hirofumi Nakagawa , Ayami Hisa 

リンク http://hirofumi-nakagawa-ofda.com/?uxbarn_portfolio=the-malcoms

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中川 宏文

1989年長崎県生まれ。熊本大学工学部建築学科卒業後、東京理科大学大学院・工学研究科建築学専攻に進学。オーストリアの建築設計事務所でのインターンシッフなどを経て、2016年に大学院を修了し、坂牛卓教授が主宰する設計事務所〈O.F.D.A.〉に就職。それと同時に、地域おこし協力隊として、東京と富士吉田市を毎週行き来する二拠点居住&ダブルワークをスタート。現在もその働き方を継続しつつ、富士吉田市では、建築設計活動だけでなく、行政や地元企業、大学生と共に、まちづくりに関わる企画立案や構想作成などに取り組んでいる。これまでの主な設計事例は「ふじよしだ旧製氷工場コンバージョン」にて〈ふじよしだ定住促進センター〉や〈FUJIHIMURO〉の設計、「坂牛邸」の設計など。

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