FUJIYOSHIDA DIARY MAGAZINE

コミュニティ

中川 宏文

2020.09.29

「建築がある日常」03

ようやく夏がきたと思っていたら、あっという間に、空気が秋の香りになってしまいました。

深呼吸すると少し冷んやりとした空気が体の中にスッと入っていく感じがとても心地いい季節です。

最近はというと、例年にないほどのプロジェクトが同時並行で進んでいるため、年末、年度末に向けてさらに追い込みの毎日です。

そんな中、プロジェクトで関わらせて頂いている、河口湖畔の歴史あるホテル「富士レークホテル」さんで2泊3日のワーケーション体験をさせていただきました。

湖畔を望む素敵なワーケーション対応のお部屋を準備いただき、静かな環境の中で、霞みがかった穏やかな風景を目の前に、じっくりと集中して仕事ができました。仕事に疲れると、窓を開けて少し冷んやりとした空気にあたりながらコーヒーを片手に、釣りを楽しむ人や、優雅に湖上を飛び回る野鳥をぼーっと眺める。

歴史上の名だたる文豪たちが、お気に入りの宿を見つけて、籠もって執筆活動をする気持ちが少しだけわかったような気がしました。

コロナ以降、宿泊業もとても厳しい状況が続いていますが、訪れた人に少しでも魅力的な体験を提供したいというホテルの皆さんの気持ちがとてもあたたかく、そのような素敵な場所で、プロジェクトに関わらせて頂けることがとても有り難く、今後の取り組みがとても楽しみになりました。

コロナ禍によってテレワークなどがニューノーマルになり、働く場所は限りなく自由に、心と体の状態に合わせて、過ごす場所を選択できる機会が増えたように思います。皆さんも、もし機会があれば、河口湖の畔でゆっくりとお仕事をしてみるのはいかがでしょうか。

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中川 宏文

1989年長崎県生まれ。熊本大学工学部建築学科卒業後、東京理科大学大学院・工学研究科建築学専攻に進学。オーストリアの建築設計事務所でのインターンシッフなどを経て、2016年に大学院を修了し、坂牛卓教授が主宰する設計事務所〈O.F.D.A.〉に就職。それと同時に、地域おこし協力隊として、東京と富士吉田市を毎週行き来する二拠点居住&ダブルワークをスタート。現在もその働き方を継続しつつ、富士吉田市では、建築設計活動だけでなく、行政や地元企業、大学生と共に、まちづくりに関わる企画立案や構想作成などに取り組んでいる。これまでの主な設計事例は「ふじよしだ旧製氷工場コンバージョン」にて〈ふじよしだ定住促進センター〉や〈FUJIHIMURO〉の設計、「坂牛邸」の設計など。

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