この街を面白くしたいと思う人たちが集まって、みんなが持ってる課題や悩みを街の可能性に変換する場「Fujiyoshida Design Salon」(以下、FDS)。ここで生まれたアイデアや小さな発見、出会いが、新しい富士吉田のカケラになっていきます。およそ2ヶ月に一度、ふじよしだ定住促進センターがハタオリマチのハタ印と合同で開催し、毎回ゲストをお招きして新しい発想や刺激を得ながら、一つ一つのタネに向き合っていきます。
定住促進センターが担当する第2回目のFDSが、11月30日(金)に開催されました。今回のゲストは、福井県鯖江市から合同会社TSUGIの代表を務める新山直広さん。
合同会社TSUGIは、「想像的な産地をつくる」というビジョンを掲げ、メガネや漆器、和紙の産地である福井県鯖江市で産地特化型デザイン事務所として様々な活動を展開しています。その動きは、想像的な産地づくりだけではない側面でも大きな影響を生んでいます。
「隣の芝は青い」
全国各地のものづくり産地で様々な動きがある中で、お互いに青く見えるところがあるのかもしれません。そんな中でも、鯖江市やTSUGIの取り組みにはいつも興味を引かれていました。
この日は、「伝統とクリエイティブ」「ものづくりとイベント」「行政と民間の関係」、TSUGIの特徴でもあるこれら3つの視点、言わば富士吉田市から見た鯖江市の青い部分のお話をギュギュっと2時間に詰め込んでいただき、最高に濃い時間を過ごしました。
織物、行政、デザイン、教育、建築、様々なジャンルに携わっている方々が約60名集まり、新山さんのトークに聞き入りました。
ジャンルを越えて街に関わる多様な人たちが集まって、それぞれに前に進む推進力を得る。新山さんの言葉にもあったように、「細く長く」「仲間の熱量を高めていきながら」今後もこういった場をつくっていきたいと思います。
文/ふじよしだ定住促進センター
Fujiyoshida Design Salon
主 催:Fujiyoshida Design Salon
企 画:ふじよしだ定住促進センター・ハタオリマチのハタ印
問合せ:ふじよしだ定住促進センター(tel / 0555-73-9445 mail / contact@gogogo223.jp)