この街を面白くしたいと思う人たちが集まって、みんなが持ってる課題や悩みを街の可能性に変換する場「Fujiyoshida Design Salon」(以下、FDS)。ここで生まれたアイデアや小さな発見、出会いが、新しい富士吉田のカケラになっていきます。およそ2ヶ月に一度、ふじよしだ定住促進センターがハタオリマチのハタ印と合同で開催し、毎回ゲストをお招きして新しい発想や刺激を得ながら、一つ一つのタネに向き合っていきます。
定住促進センターが担当する第3回目のFDSが、3月15日(金)に開催されました。今回のゲストは、新潟県三条市から三条ものづくり学校で事務局長を務める斎藤広幸さん。
金物の産地として有名な燕・三条エリア。2015年に三条ものづくり学校が開校してから、様々な企画・事業を実施してきています。ものづくりを介した地域交流の場、楽しさの中で好奇心が生まれる人材育成の場、たくさんのスキルや経験を持ったプレイヤーが自然と集約されることで生まれる創造の場、斎藤さんのお話の中から改めて「場」が持つパワーを感じました。
いつものFDSですと、前半はゲストからお話いただいて、後半はそのお話を元に参加者同士で感想を共有したりして、その後に質問を投げかけてゲストに応えていただくような進め方をとっていました。というのも、通常トークをしていただいた直後はなかなか質問などは出づらいものです。しかし今回はちょっと特別で、斎藤さんのトークが終わった後すぐに、たくさんの質問が投げかけられました。きっとそれも、ものづくり産地として燕・三条エリアが注目されていて、今回参加した方々の関心も高かったからなのだと思います。
「人は居場所を求め、場は人によって育まれる。」
今回、三条ものづくり学校の斎藤さんをお呼びしたのは、ものづくり学校という場を通してその地域に住む人たちが想像できたから。ものづくり学校という場に流れる空気を少し感じてみたかったからです。
ジャンルを問わず、ものづくり産地は互いに刺激を得て、呼応できるのだと斎藤さんのお話を聞いて強く感じました。
文/ふじよしだ定住促進センター
写真/渡辺紀子・渡邊麗桜奈
Fujiyoshida Design Salon
主 催:Fujiyoshida Design Salon
企 画:ふじよしだ定住促進センター・ハタオリマチのハタ印
問合せ:ふじよしだ定住促進センター(tel / 0555-73-9445 mail / contact@gogogo223.jp)