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2021.11.23

地域おこし協力隊インタビュー#03 斎藤和真

みなさんこんにちは。ふじよしだ定住促進センターの松浦です。

今回こちらの記事では2022年度の地域おこし協力隊の募集につきまして、過去に地域おこし協力隊として富士吉田市で活動していた10名の方にインタビューをしました。

2022年度、富士吉田市の地域おこし協力隊として活動したい方の参考になれば嬉しいです。

3人目は地域おこし協力隊第一世代の斎藤和真さんです。

斎藤さんは2014年から2016年まで地域おこし協力隊として活動され、現在はNPO法人かえる舎(https://kaerusya.jp/)という高校生に地域の良さを伝える活動をしています。

私も、実はかえる舎の卒業生。

高校時代から一緒に地域で活動してきた先輩です。

それでは、活動インタビューをどうぞご覧ください!

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松浦:
今日はよろしくお願いします。

斎藤さん:
よろしくお願いします。

松浦:
ではまずはじめに斎藤さんの経歴を教えてください。

斎藤さん:
出身は栃木県鹿沼市です。
慶應義塾大学在学中に地域活性化について学んでいました。大学院修了後、2014年に富士吉田市の地域おこし協力隊に就任しました。
地域おこし協力隊任期中の2016年から高校生の教育プログラムを企画運営する〈かえる舍〉を設立して、現在は山梨県と栃木県の2拠点で活動し、週に1度栃木の高校の先生として授業もしています。


松浦:
どうして協力隊の活動をしようと思ったんですか?

斎藤さん:
大学院を卒業後、そのまま地域に関わることがしたくて、地域スポーツクラブの運営をしたり、チャリティスポーツイベントを手伝ったりしていました。そんな時に大学の教授から「お前は地域の現場向きだから」と富士吉田市の地域おこし協力隊を勧められました。今もですが、富士吉田と慶応は連携協定を結んでいて、一緒に地域づくりを行っています。それで、富士吉田に拠点を移しました。もともと自分は富士吉田に縁があったわけではないのですが、「フジファブリックの出身地だ!」と知っていたので、とても嬉しかったですね。シンプルにファンです。

(下から3段目左から4人目が斎藤さん)

松浦:
そんなご縁があったんですね。

斎藤さん:
そうなんです。

松浦:
では協力隊前どんな活動をしていたのか教えてください。

斎藤さん:
自分は大学院を出てすぐ、富士吉田にきているのですが、大学院のころは、スポーツ×地域でいろいろやっていました。地域で笑顔になってくれる人がたくさん増えるといいなと活動をしていて、当時はスポーツでみんなを笑顔にというテーマでやっていました。


松浦:
大学時代はスポーツを通して地域の人たちと関わりながら活動をされていたということなのですが、
協力隊中はどんな活動をしていたんですか?

斎藤さん:
協力隊の活動が始まってすぐは、市民の方と一緒に地域活動をしていました。
活動内容としては、映画館の再生や、富士吉田市の機織り文化を若い世代に伝えていくために手機織り教室を開いたり、フジファブリックの同級生と活動してみたり、市民の人たちと地域のために活動することを一年目はやっていました。

二年目からは、《かえる舎》を立ち上げて、今にいたります。2021年で7年目になりました。

松浦:
地域おこし協力隊の活動の中で一番印象に残っていることはありますか?

斎藤さん:
そうですね、なんだろう。かえる舎の最初にみんなでやった活動かな。一番はじめに企画した【地域のポスター作り】は特に印象に残っています。

松浦:
私も一番印象に残っているのはそのポスター作りです。

斎藤さん:
じゅなは最初から一緒に取り組んでいたよね。ありがとうございます。

松浦:
いやいや、こちらこそです。

斎藤さん:
かえる舎は主に市内の高校生と活動をしているんですが、有志で集まった高校生たちを《かえる組》って呼んでます。その子たちと【地域のポスター作り】を企画して、市内にある事業者さんの取材に行き、自分たちでポスターにするという活動でした。完成したポスターを《かえる組》の生徒達が取材した事業者さんや先生、同級生のみんなの前で発表する姿や会場の雰囲気はとても印象に残っています。

(かえる組の生徒たちと初めての顔合わせ)

松浦:
私も当時は発表する側でしたが、取材した事業者さんや同級生のみんなが笑顔で聞いてくれてとても嬉しかったのは今でも忘れません。

斎藤さん:
みんなキラキラしていたよね。

(初代かえる組のみんなと。写真中央が斎藤さん)


松浦:
では、協力隊後の話についても聞かせてください。

斎藤さん:
協力隊としての活動期間が終わって現在5年が経つのですが、協力隊の2年目に設立した【かえる舎】を今でも継続しています。

松浦:
かえる舎の活動は主にどんなことをしているんですか?

斎藤さん:
かえる舎は高校生達が地域のことについて少しでも面白いって思ってもらえたり、楽しいと思ってもらう方がいいと思っているので、高校生達と地域活動をしているんです。

今は、高校生だけではなく、小学生や中学生、地域の方々とも関わるような活動の場も増えていて、様々な地域活動を広げている段階なので、これからも地域の未来に向けて変わらずに活動していけたらいいなと思っています。


松浦:
では最後に斎藤さんの今後の野望(目標)はありますか?

斎藤さん:
野望みたいなことはあんまりないんですが、変わらずにここにある。ということがこれからもこの【かえる舎】をやっていく意味だと思います。

仕事終わりや、県外からの帰郷の時に、みんなが立ち寄れるような場所や人って大事だと思うんです。変わらず、みんなとの繋がりを維持していきたいんです。
だから、関わってくれたみんなとの縁が続くように頑張っていくことも大切にしていきたいです。

あとは、「ただみんなでご飯を食べる」とか「ただみんなで運動する」みたいなもう少しゆるい場所みたいなものを作れたら、救えたりする若者ももしかしたら増えるんじゃないかなと思います。


松浦:
本日はありがとうございました。

斎藤さん:
ありがとうございました。

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いかがでしたでしょうか?

今回は、2014年から地域おこし協力隊として3年間活動していた斎藤和真さんにお話を伺いました。

富士吉田市にはこんなにも若者の未来と地域を良いものにしようと頑張っている地域おこし協力隊の先輩がいます。

富士吉田市で地域おこし協力隊として活動したいと考えているそこのあなた。

一緒に富士吉田市を盛り上げましょう!!

文:ふじよしだ定住促進センター 松浦樹菜



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