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2022.03.01

「ふじよしだ移住のいろは」コミュニティ|消防団

コラム「ふじよしだ移住のいろは」では、移住希望の方にむけて、住んでいないと分からない移住する前に知っておきたい富士吉田市のくらしのあれこれを紹介していきます。

消防団

こんにちは! 〈you FUJIYOSHIDA〉編集室の渡邊穏海です。

「消防団」という名前はよく聞くけれど、実際はどういった集まりなのかよく分からないという人が多いのではないでしょうか。今回はさまざまな災害から街を守る消防団についてよく知ってもらえるよう説明していきます!

富士吉田市の消防団
昭和26年3月20日、町村合併促進法により下吉田町・富士上吉田町・明見町の3町が合併し、7月24日の発団式をもって、1団3分団22部、団員1,338名の富士吉田市消防団が発足(参考:https://www.city.fujiyoshida.yamanashi.jp/info/390)。

そして現在、富士吉田市には合計24分団(うち2分団は休団中)があり、それぞれが活動する地域の安全を守っています。H31(令和元)年度における出動頻度は、訓練のべ3,305名・火災出動のべ3,405名・大雨台風対応のべ920名・行方不明捜索125名が出動。※R2はコロナウイルス感染拡大により訓練中止等があったため、R1を参照ください。
近年では、台風や豪雨など激甚化・頻発化する自然災害対応への出動が多くなっているそうです。


どんな活動をしているの?

分団の防災倉庫が街の随所に設けられている。


消防団は出火した際の消火活動の他に、災害時にも地域の安全を守るための活動を行っています。分団は各地区において、定期的な消防水利点検や機械整備、夜間等の火災予防パトロール、自治会行事への参加、消火訓練等を実施(頻度は分団により異なります)。市が開催する消防行事のひとつでもある「富士吉田市消防団ポンプ操法大会」は、令和4年に第51回を迎える歴史ある大会です。大会に向け分団では、団員各自の仕事後の夜間や仕事前の早朝に訓練を重ね、順位を競います。日頃の訓練で培った技術や規律は、平常時の消防活動、消火活動に生かされていきます。

災害時の活動は以下に挙げたもののほか、多岐に渡ります。

・台風や大雨による浸水を防ぐための土嚢の設置
・流出した土砂・災害ごみの撤去
・避難情報など地域の方たちへの声かけ活動
・行方不明者の捜索、救助活動 など

災害時の活動の一例を挙げると、1961年に雪代が発生した際に流出した土砂や大きな流木の撤去作業を行うため、富士吉田市内の消防団が出動して作業にあたりました。

ほかにもお正月に行われる出初式などの式典への参加や、地域の防犯防火のための防火指導や広報活動、冬季には夜間の見回り活動を行ったりしています。

消防団のメリット
大きなメリットとしては、新しい人脈が広がることでしょう。
消防団では活動の他にも、分団ごとに食事会や旅行がよく行われています。様々な交流の中で、年齢も仕事も異なる団員同士の交友関係が広がっていきます。こういった関わりによって、地域に根差したコミュニケーションを取れるようになるのではないでしょうか。

他に、金銭的なメリットもあります。
消防団では年額の団員報酬と、火災等で出動した際の手当てがあります。
そして、2021年4月から開始された消防団員サポート事業によって飲食店や小売店など様々な消防団員サポート店で割引などのサービスが受けられます。

女性消防団の発足
近年、消防の世界で活躍する女性が増えています。平成28年12月22日、市内在住の21名が辞令を受け女性消防団(ふじざくら隊)一期生が結成され、富士吉田市でも例に漏れず、女性団員が日々活躍しています。団名である〈ふじざくら隊〉は、富士吉田市の市花であり山梨県の県花である「フジザクラ」にちなんで名付けられました。令和4年度1月1日現在は、17名の団員が所属しています。団員は市の職員、民間企業の会社員、主婦、自営業と職種も多様で20代から60代と年齢の幅も広いのが特徴です。主な活動として、消防団活動に関する啓蒙・啓発活動があります。「普及・啓発グループ」「消防・防災グループ」から構成されており、普及グループは市民夏祭り等、多くの人が集まる催しにて啓蒙物品の配布や市内保育園へ赴き、紙芝居や人形劇により火災予防の重要性について啓発しています。消防グループは、ポンプ操法に関すること、火災予防週間実施に関すること、防火指導に関することについての啓蒙・啓発活動を行っています。令和元年11月には、「第24回全国女性消防操法大会」に山梨県代表として出場し、訓練の成果を披露しました。


まとめ
どの街に移住したとしても、地域の方たちと仲良くなるのには多少なりとも時間がかかるはず。そういったとき、消防団に入り団員として活動することで地域の方と交流できるよいキッカケになるのではないでしょうか。
ぜひ富士吉田消防団の繋がりで、新しい人脈を作ってみては?
今回は消防団について説明しました。

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