渡辺 紀子

2020.11.26

日々、富士吉田の高校生と。10「遠くで頑張る同級生」

今日は、富士吉田の高校生との出来事ではないのですが、
私の最近のことについてお話しします。

11月初旬、私は島根県に向かいました。
理由はふたつ。

①島根県にある3つの地域の教育の取り組みを見ること
②大学時代の友人に会うこと

島根県の取り組みの話は、また別の記事で書きますが、
今回は同級生に会ったお話を書きたいと思います。

本土から2時間半、フェリーに乗って、
今回の目的地、島根県海士町(あまちょう)に
到着しました。

海士町は、1221年に「承久の乱」を起こした
後鳥羽上皇が島流しにあった場所であり、
現在はまちづくりや教育の取り組みが
話題となっている地域です。

私が大学2年生になる前、当時付き合っていた彼から
「一緒に島に遊びに行こうよ」と
誘われたのがきっかけで、私は島にいきました。

はじめて島に訪れた時は、大学生を島に招き、
キャリア教育などをおこなうイベントに参加したり、
島にある旅館でインターンを経験したりしました。

その時に出会ったのが、
海士町出身の同級生、たっちゃんです。

いつもは静かな男の子ですが、
心のなかには島前地域(海士町・知夫里村・西ノ島町)への
熱い熱い熱い思いを持っています。

港でたっちゃんと再会を果たしてから、
海士町へ訪れるとかならず食べているランチ
「寒シマメ漬け丼(寒シマメ=するめいかのこと)」を
食べて、島に再訪したことを実感しました。

山梨県南都留で生まれ育った私にとって、
海産物がたくさんある海士町は、
天国のような場所です(笑)。

5年ぶりに訪れた海士町は、
風景もランチの味も当時のままでした。

大きく変わっていたのは、
たっちゃんの環境。

綺麗な奥さんがいて…
ベイビーが生まれて…
かっこいい犬も2匹飼い…
家も建てていたのです!!!

「たっちゃん、凄すぎるよ…」という
言葉しか出なかった私。

たっちゃんは、
「ローンという見えないものが肩にのっているんだよ」と
笑いながら話していましたが、
「この町で暮らしていくんだ」という強い思いで、
島で生まれた子どもたちが住みやすい町に
変えていくために、自分ができることをたくさん
取り組み行動していました。
その姿勢に、感激するばかりでした。

たっちゃんは今、「大人の島留学」というプロジェクトを立ち上げて実行しています。

これは島にある唯一の高校 「隠岐島前高校」の卒業生を中心とした全国各地の若者に向けて、中長期の就業体験ができる移住制度です。

詳しくはこちら▶︎ 海士町(あまちょう)ホームページ
http://www.town.ama.shimane.jp/topics/5000/212.html

仕事がない、後継者がいない、
といわれている島のこれからに対して、

「若者が参加しやすい・帰ってきやすい」きっかけを
提供し、「町で稼ぐ・働く若者」を増やす
プロジェクトです。

すでに現在20名以上の若者が、
地元の企業で働きながら、暮らしているようです。

(のりぴーもいつでも参加していいんだよと、
10回くらい誘われました(笑)
何気ない自然な勧誘と人生相談のうまさは、さすがです)

「50年計画で、島前地域でやってみたいことを
』実行していくよ」

今の取り組みも、たっちゃんのやりたいことの
きっかけのひとつであり、一部であるといいます。

自分が暮らす地域に対して熱い思いを持つ同級生の背中と、
子どもの前では優しいパパの背中。

どちらもかっこいいなと、思いながら、
私も頑張ろうと喝をもらった島での思い出でした。

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渡辺 紀子

特定非営利活動法人〈かえる舎〉スタッフ

山梨県南都留郡生まれ。東北芸術工科大学デザイン工学部卒業。卒業研究として、若者が地元を好きになるプログラムを実践的に研究し、2019年春に地元である富士吉田市の地域おこし協力隊に就任。小中高のキャリア教育や高校卒業後の自分らしい進路をみつけるプロジェクトを企画・運営。2020年に協力隊の任期満了とともに事業マネジメントで携わってきた〈かえる舎〉のスタッフとして参画。富士吉田市が大好き。

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