FUJIYOSHIDA DIARY MAGAZINE

教育

渡辺 紀子

2021.07.30

日々、富士吉田の高校生と。22「地域とつくる授業」

こんにちは!夏も本番。

私が夏を感じる瞬間は、〈NICO Touches the Walls〉の『夏の大三角形』という歌を聞いているときです。

高校時代から、よく聞いていて、夏になるとほぼ毎日、帰り道に聞いています(笑)。

さて、高校生の夏休みも始まり、毎日、〈センゲンボウ〉で高校生のみんなと活動をしています。(7月末現在)

今の主な活動は、「授業の延長で取り組んでいる課外活動」です。

総合的な探究の時間という授業の一環で、地域の人からいただいた課題や悩みを解決するアイデアを考える活動です。

授業内では、アイデアを提案してフィードバックをいただいて終了なのですが、有志の生徒たちと、実現できそうなアイデアを実際に提案させてただいたり、よりよいものになれるように考え直してみたりしています。

今日はそのなかのひとつ、『折り紙水族館』についてご紹介します。

この取り組みは、富士吉田市の子育て支援センターから、「子育て支援センターの新しい活用方法を考えてほしい」というご相談から始まりました。

そのご相談に対して考えたアイデアが『折り紙水族館』。

〈子育て支援センター〉の壁いっぱいに、たくさんの生き物を展示するという企画です。

コロナ禍で、海や水族館に行けない子どもたち。『折り紙水族館』で夏を感じて楽しんでもらいたい。

そんな想いをこめて考えたそうです。

展示に向けて、毎日、生徒たちといろんな折り紙を折っています。

また生徒たちだけでなく、市内にある保育園にもご協力をいただき、生徒がつくったお手製の説明書をもとに、折ってもらっています。

子どもたちのために、折り紙をおる。

単純だけど、無心になれる。

高校生がみんな真剣になっていて、つい私も折り紙に夢中になっています。

8月末には、〈子育て支援センター〉で展示予定ですので、ぜひお越しください。

生徒たちが考えたアイデアが実現できるのは、地域のみなさんのご協力のおかげです。

高校時代に考えたアイデアを、地域のなかで実践できる機会は多くありません。

そんな機会をつくってくださる地域のみなさんに感謝です。

地域の人とつくる授業。

笑顔と楽しさが溢れる場面に立ち会えて、幸せな日々です。

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渡辺 紀子

特定非営利活動法人〈かえる舎〉スタッフ

山梨県南都留郡生まれ。東北芸術工科大学デザイン工学部卒業。卒業研究として、若者が地元を好きになるプログラムを実践的に研究し、2019年春に地元である富士吉田市の地域おこし協力隊に就任。小中高のキャリア教育や高校卒業後の自分らしい進路をみつけるプロジェクトを企画・運営。2020年に協力隊の任期満了とともに事業マネジメントで携わってきた〈かえる舎〉のスタッフとして参画。富士吉田市が大好き。

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