FUJIYOSHIDA DIARY MAGAZINE

教育

渡辺 紀子

2022.11.11

日々、富士吉田の高校生と。39「まちのシンボルQ-STA編」

かえる舎の紀子です。最初にひとつ質問です。

みなさんは、自分のまちのシンボルといえるものは何ですか?

「自分のまちのシンボルってなんだろう」

「富士山以外のまちのシンボルがたくさんあるな…」

最近、私が考えていることのひとつです。

そもそも、まちのシンボルとは、を検索してみたところ…

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街のシンボルは、地域住民の心や精神を支える重要な建築物になると考えています。
地域の誰からも愛されて、ここに来れば安心したり心が落ち着いたり、その街から出ていっても何処かで想い出してもらえ、懐かしい想い出としていつまでも「街の記憶」として残るもの。
引用:Yamaken blog 2020年1月22日シンボル[symbol]が無い都市は魅力づくりが必要
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みんなから愛される場所、他とは違う建築物を、今回はまちのシンボルとして、私なりのまちのシンボルを考えてみました(富士山は日本のシンボル第1位なので除外)。

ただ、富士吉田市はまちのシンボルだといえる場所がたくさんあり、地域ごとによってシンボルとなる場所も変わると思うので、私が思う富士吉田市のまちのシンボル(その1)をご紹介します。

今回は〈富士山駅ビルQ-STA – キュースタ-〉をまちのシンボルとして、好きなポイントをお伝えしたいと思います。

富士吉田に訪れる際、一度は利用したことがあると思う富士山駅。

「富士山駅」という名前も“ Q-STA(富士急(Q) が運営する駅(station)ビル”という名前も個人的にはお気に入りのポイントです。

さまざまな入り口に、鳥居があり、上吉田という地域・神域を感じさせます…!

外観はガラス張り(鏡ばりと呼んで良いのか…不明ですが)で、周りの景色に溶け込むのもとても好きです。

6階建てなので、上吉田地域にあるものとしては一番高い建物になります。

(夕方のQ-STAがとても幻想的)

1階には、お土産が揃っている場所があったり、地場産品である織物の商品が売られている場所(ヤマナシハタオリトラベル・Mill shop)、そのほかにも八百屋さん、地域の飲食店がお弁当を販売するコーナーがあったりします!

個人的には併設されているモスが嬉しいのです(毎回コーヒーシェイクを買っています)。

1階の注目ポイントは、Millshop内にある「黒板当番」さんの作品に感動。

チョークで丁寧に書いているので、ぜひご覧ください。

(最近は、ミニ小説も掲示されている…本当最強クリエイター!)

そして、エスカレーターで登る際には、エスカレーターの両側が光るタイプ(エスカレーター業界では珍しい)にもご注目ください。

2階には、最近できたばかりのコワーキングスペースや古着屋さんなど、さまざまなお店があります。

(上の写真はコワーキングスペースの様子。写真の左柱に巻き付いている生地や間仕切りとなっている生地はこのまちの産地の生地。スケスケでカワイイ生地も温もりを感じます)

3階には、無印良品や、託児所・子育てママの集える場所、オーダースーツ店、就職支援などもあります。

3階にある仙端(せんずい)というお店はいつもお世話になっており、身体にやさしい、美味しい土鍋で炊いたご飯が最高です。私はいつも豚の角煮定食を食べます。

4階は、とくに若者が集まる場所で、ゲームセンターや本屋、おもちゃ屋さん、100均などがあります。

私も高校時代から通い詰めており、学校のイベントが終わるたびにここにきてプリクラを取る、というルートでした。

(学園祭が終わったあとの1枚。プリクラという記念撮影)

5階は、医療・介護関係のさまざまな施設が併設されています。

私のおばあちゃんがよく通っている病院があります。

いつもありがとうございます。

憩いの場のスペースが、地域のコミュニティを作っているなぁと微笑ましくなります!

6階には、ジムと屋上があり、屋上から見える富士山は絶景です!

(屋上からは、富士急ハイランドもよく見えます。また、富士急行線がスイッチバック -富士山駅〜河口湖駅は進む方向が変わる – する様子も注目ポイントです)

そして、地下1階もあります!

(エレベーター内のボタンや案内もレトロな感じでかわいい…)

地下のフードコートで、吉田のうどんやスイーツを食べることができます。

1階のフードコート横にはゲームエリアがあり、そこにある大きめの野球盤がおすすめです。1イニング100円。2人プレイで、魔球も楽しめます。

などなど、さまざまなお店コンテンツもありますが、季節ごとのイベントや展示も見応えありまくりです。

(写真はキッチンカーマルシェの様子)

(2022年10月現在では、東急ハンズのとびきり市場が出張で出店中。東京に行かずここで買えるのがありがたいです…)

(かえる舎もいつも年度末の成果報告展示をやらせていただいております)

〈Q-STA〉の好きなところを色々とご紹介しましたが、

私にとって思い出が詰まっている場所が〈Q-STA〉。

数十年前は、スーパーや薬局、人気ブランド衣類・おもちゃなどのお店も入っていましたが、いろいろあって撤退し、「河口湖の某ショッピングセンターのほうがいい」「イオンが入ればいいのに」などいろいろなご意見が出てました。

でも、まちのシンボルとして、地域の居場所、高校生の遊び場(たまり場)、地域の魅力を発信し続ける場所〈Q-STA〉は、これからもあり続けてほしいと心から思います。

よし、今日も〈Q-STA〉でお昼ご飯買うぞ〜!!

(写真は、富士山駅で高校時代から一番好きな場所。昔は椅子があったのですが、今は空を一望できる良い空間です)

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渡辺 紀子

特定非営利活動法人〈かえる舎〉スタッフ

山梨県南都留郡生まれ。東北芸術工科大学デザイン工学部卒業。卒業研究として、若者が地元を好きになるプログラムを実践的に研究し、2019年春に地元である富士吉田市の地域おこし協力隊に就任。小中高のキャリア教育や高校卒業後の自分らしい進路をみつけるプロジェクトを企画・運営。2020年に協力隊の任期満了とともに事業マネジメントで携わってきた〈かえる舎〉のスタッフとして参画。富士吉田市が大好き。

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