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you FUJIYOSHIDA 編集室

2015.11.16

移住男子の富士吉田体験談 vol.01

「地域で暮らす」って、どんなことだろう?

実際に体験しないとなかなかわからない、移住とその後の生活のこと。
富士吉田市に引っ越してきてそれぞれの暮らしを営む人々に、その様子をお聞きしてみました。
一人目は、地域おこし協力隊ボーイの、赤松さんです。

赤松さんの、とある夏の一日

千葉県に生まれ、神奈川県の大学に進学したのち、縁もゆかりもなかった富士吉田に住み始めて3年目になる赤松さん。まるでずっと昔からいたように錯覚するほど、街や住む人と心地いい距離感を持って過ごしているように見えます。 どうして、ここ富士吉田に住もうと思ったのでしょうか。大学卒業後、企業への就職という道もあったのかと思いますが。
「大学での授業や研究を通して、街というものに興味を持ってきました。富士吉田には、ゼミのプロジェクトがきっかけで初めて行って、通いながらいろんな人とまちづくりについて考えていたら、それがすごく面白くなってきちゃって。自然と、こういう街で楽しいことをしながら生きていきたいなあと思うようになりました。」

まちの雰囲気に溶け込むように、いつのまにか地域で暮らしていくイメージを持っていた赤松さん。始めは学 生としてプロジェクトに関わり、1年の休学を経て、地域おこし協力隊に就任。2013年から住民票を移して、富士吉田で暮らしはじめました。
「協力隊になってからは、空き家・空き店舗の活用に取り組みました。吉田には空き物件がすごく多くて、みんなが“なんとかしたい、でもどうすればいいかわからない” と思っている。そんな、課題である空き物件も、 僕や県外からの移住者にとっては、すごく面白い資源なんですよね。そういう面白い種をみつけて、みんなで可能性を広げていきたいと思って、やっています。」
“アキナイ” というプロジェクトを地元の若者や有志と立ち上げ、これまでに10軒余の空き家改装や貸し手・ 借り手のマッチングを行なってきたそうです。 2014年3月には、古い長屋をリノベーションしたシェアスペース「ハモニカ横丁」をオープン。

すべて大工さんに任せるのではなく、まちのいろんな人と一緒に手を動かして、“空き家を面白く使う” ことをみんなと体感しながらつくりあげてきました。
そして、この夏開業のゲストハウス「hostel&salon SARUYA」もその一つ。
「富士吉田に訪れる人や、移住してくる人の受け皿となる場所をつくりたいなと思って。いろいろ考えて、それは宿という形がちょうどいいんじゃないかと、思いました。」
それは、赤松さん自身の体験にも基づく思いだといいます。

「もともと移住者だった僕たちが、こうして縁もゆかりもない街で活動を続けていきたいと思えたのは、ここで暮らして色んな活動をしている人たちと出会うことができたからだと思います。まちのプレイヤーとして活躍しながら、若者の挑戦を見守る漬物屋さんとか。変わり者だけど、誰からも愛される公務員の人とか。同じ移住者としてこの街の産業を盛り上げている仲間もたくさんいます。そんな人たちと一緒にまちで面白いことをしていきたいっていう思いがいつも根底にあります。」
「そしてこの SARUYAも、そういった、街への入り口といえる人たちとの出会いが生まれるような・・・街に深く入り込む玄関のような存在の宿屋を目指したいですね。ここを通して、宿の中以外の街の部分も、ちょっとずつオープンになっていけばいいなあ。」
街に新しい空気を吹き込み、人の流れを生み出す「新陳代謝する宿」・・・それが、SARUYAのキーワード。
「変わらない良さがあって、でも地元の人や外の人によって面白く変えられていく。そういうところが好きです。そういう街であってほしい。」
旅行者や近所の人などが入れ替わり立ち替わり訪れるSARUYAと、そこで楽しそうに動き回る赤松さんにぴったりの言葉。彼の等身大の挑戦と富士吉田暮らしの日々は、これからも続いていきます。

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