you FUJIYOSHIDA 編集室

2021.07.14

「ふじよしだ移住のいろは」仕事|農家が少ない田舎街なんです。

コラム「ふじよしだ移住のいろは」では、移住希望の方にむけて、住んでいないと分からない移住する前に知っておきたい富士吉田市のくらしのあれこれを紹介していきます。

農家が少ない田舎街なんです。

 こんにちは! 〈you FUJIYOSHIDA〉編集室の渡邊穏海です。

今回は“田舎暮らし”としてイメージされやすい農家としてのふじよしだ暮らしを紹介します。「広い田畑を耕しながら、のんびりとスローライフを送りたい!」という夢を叶えるために、田舎への移住を決める人が増えています。しかし田舎といっても、大きな田んぼが広がっているわけでなく、スーパーもコンビニもたくさんある富士吉田市。では、富士吉田市にはどのような農家が存在するのでしょうか。

都市化が進んでいったほかにも、東京からのアクセスがよく、観光業が盛んになっていったこともあり、富士吉田市内にある農家数は791戸、県内の2.4%と非常に少なくなっています。そのうち販売を主体とする農家は110戸で、ほかは自分たちで食べる分を育てている自給的農家です。(2015農業センサス, http://www.machimura.maff.go.jp/machi/contents/19/202/details.html

“農家が少ない田舎街”である富士吉田市。こうなった背景には富士吉田市のシンボルである富士山が大きく関わっています。

専業農家が少なく自給的農家が多いのは、富士山の影響?

富士山は活火山で、これまでたくさんの噴火を繰り返してきました。一番新しい噴火は宝永4(1707)年の宝永大噴火。約100km離れた江戸の街でも何日も火山灰が降り続いたような歴史的大噴火でした。
繰り返された噴火の影響で、富士吉田市の土壌は「黒ボク土」と呼ばれる火山灰土に覆われています。この土は保水性があり柔らかい反面、鉄やアルミニウムを多く含んでいます。これにより、植物の生育に必要なリン酸が植物に行き渡らなくなってしまい、作物を育てるには適さない土壌でした。
また富士山の斜面に位置する街であることに加え、噴火によって流れ出た溶岩が今でも地表にゴロゴロと転がっており、農業に適した広い平らな土地がなかなか確保できません。

このように富士吉田市の地理的条件は、富士山の噴火による火山灰や溶岩の影響、さらには地形までもが大規模な農業に適していません。ほかにも「甲斐絹」と呼ばれる郡内産地で織られたシルクを筆頭に全国的に有名な繊維産業の存在も農家が少なかったことに影響し、代替として栄えていったと言われています。

自給的農家ってなに?

ここまでは、なぜ富士吉田市には農家がいないのか歴史的な背景を説明しました。しかし現在ではリン酸肥料の普及により土壌問題が解決され、自分たちの食卓で使うためや、街なかのスーパーマーケットや商店、道の駅で作物を販売するために農業をしている方がいます。

こういった“自給的農家”と呼ばれる多くの人は、自宅の裏庭や、山間の開けた場所で畑を耕しています。収穫した作物は自分たちで食べることはもちろん、親戚や近所にお裾分けをすることも。実際に、収穫シーズンになると私も親戚のおじさんや知り合いの方からきゅうりや菜っ葉などを、毎年のようにお裾分けをいただきます。育てている作物の種類も幅広く、きゅうりやナスのような定番の野菜から、大豆を育てている方に枝豆をいただいたことも!お裾分けをいただくと、とってもとっても、嬉しいです。

富士吉田市で、”農”のある暮らしを!

富士吉田に移住してみたら小さく農業のある暮らしをしてみたい方もいると思います。しかし、一から自分で農業を始める準備をするのは大変かもしれません。

富士吉田市役所農林課に問い合わせていただくと、空き畑や「市民農園」などの紹介をしていただけます。ほかにも県の就農支援など、農業を始めるにあたって受けられるサポートがあります。

“農家のいない町”富士吉田市で、農のある暮らしを始めてみませんか?

今回は富士吉田市の農家事情についてご紹介しました! 

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