FUJIYOSHIDA DIARY MAGAZINE

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2021.11.22

地域おこし協力隊インタビュー#02 赤松智志

みなさんこんにちは。ふじよしだ定住促進センターの松浦です。

今回こちらの記事では前回に続き2022年度の地域おこし協力隊の募集につきまして、過去に地域おこし協力隊として富士吉田市で活動していた10名の方にインタビューをしました。

2022年度、富士吉田市の地域おこし協力隊として活動したい方の参考になれば嬉しいです。

2人目は地域おこし協力隊第一世代の赤松智志さんです。

赤松さんは2013年から2015年まで地域おこし協力隊として活動され、協力隊終了後はゲストハウス〈SARUYA HOSTEL〉を開業。現在は〈ふじよしだ定住促進センター〉の理事兼スタッフとして日々働きながら、NPO法人〈かえる舎〉の副代表としても活動しています。

また個人事業として富士吉田市内のイベント『ハタオリマチフェスティバル』の企画運営にも携わっています。

それでは、活動インタビューをどうぞご覧ください!

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松浦:
本日はよろしくお願いします。

赤松さん:
よろしくお願いします。


松浦:
でははじめに、赤松さんの経歴を教えてください。

赤松さん:
千葉県柏市出身です。
慶應義塾大学総合政策学部を卒業しています。富士吉田との関わりを持ったのは大学2年生の時にゼミ入った時からです。
3年生の時に富士吉田市の地域活性プロジェクトに1年間参加しましたが、その業界の事をもっとしらなきゃいけないと思い、
大学3年生の終わりのタイミングで1年間大学を休学し、関西のコミュニティデザインを使って地域活性化をしている会社で1年間勉強しました。大学4年生として復学したタイミングで地域おこし協力隊の誘いを受けてそのまま富士吉田市の地域おこし協力隊として仕事をスタートさせました。


松浦:
大学のプロジェクトに参加したことで富士吉田市を知るきっかけになったんですね。
大学在学中はどんな活動をしていたんですか?

赤松さん:
大学在学中は、大学のゼミに入り地域活性プロジェクトに1年間参加していて、
そこで富士吉田市に昔からある”御師のまち”について研究していました。

昔は、”御師のまち”の歴史を伝えるということをあまりしていなかったので、もう少し富士山と”御師のまち”の関係などを、地域の人や、観光客の方々に知ってもらうようにイベントを企画したり看板や提灯をつくったりもしました。

(御師の家の調査の様子。左が赤松さん。)


松浦:
協力隊になる前にも積極的に富士吉田に来てたくさんの活動をしてきたんですね。
そこから協力隊としての活動をスタートしていると思うのですが具体的にどんな活動をしていたんですか?

赤松さん:
活動内容としては主に、”空き家の利活用”です。
当時の富士吉田市では空き家を使ってまちづくりをするという活動事例がなかったんです。だからこそ、富士吉田市に元々ある資源(空き家)を使った地域活性の第一歩として活動を始めました。

一番はじめに空き家改修をしたのが今の〈ハモニカ横丁〉です。
街歩きをしているときに見つけた建物で、当時は既に築60年経っている建物でしたが「まだまだいける」というオーラを感じて大家さんに交渉して活用することになりました。
ハモニカ横丁の活用を機に協力隊中は10件の空き家改修をしました。

(ハモニカ横丁でのイベント時の様子。中央にいるのが赤松さん。)


松浦:
活動中様々な場面があったと思いますが、その中でも嬉しかったこと、印象に残ったこと、大変だったこと教えてください。

赤松さん:
基本全部楽しくて大変なんだけれど、その中でも自分のやりたいことが地域のためになっているのか、自分でやりたいことと求められている事をどう地域のために活用するのか、ということですかね。

嬉しかったことで一番思い出深いのは〈ハモニカ横丁〉の大家さんに言ってもらった言葉ですね。「若い子たちに任せるよ。」と言ってもらえた時はこの活動をやっててよかったなあと思います。

印象に残っていることは数えきれないほどあります。
でも、共通しているのは”自分達が楽しんで活動している”ということだと思います。
そこに「楽しそうだな」と思ってたくさんの仲間が集まって来てくれた風景は今でもたくさん思い出すことができます。

松浦:
たくさんの方々の支えがあって今の赤松さんの活動に繋がっているんですね。
では今現在、協力隊卒業後はどんな活動をしているのか教えてください。

赤松さん:
協力隊後は、富士吉田市内に宿泊施設が不足しているということもあり〈SARUYA HOSTEL〉を開業しました。

開業から2年半はもう1人の共同代表や県外から移住して来てくれたスタッフと一緒に運営していました。
当時はイベントの企画など個人でも仕事を請けていたこともあったり、元々広い視野で仕事をしたいタイプだったので、少しずつ新しいことにチャレンジしたい気持ちが高まり、2年半でSARUYAを離れることにしました。

その後は、現在も在籍しているふじよしだ定住促進センターのスタッフとしてイベントの企画、ふるさと納税のPR事業などたくさんの仕事に携わらせていただいています。

(ハタオリマチフェスティバルでの様子。左が赤松さん。)


松浦:
では最後になりますが、2022年度の地域おこし協力隊になる方にアドバイスがあれば教えてください。

赤松さん:
今は、SNSやネットにたくさん情報が溢れていて、成功例もたくさん目にすることができます。けれどそれは”その地域にしかできない事をしたから”であって、それを真似することが僕たちの仕事じゃない。だからこそ、”富士吉田市でしかできないこと”、”富士吉田市の人たちとしかできないこと”、”自分のしたいこと”を大事にしてもらって、自分と富士吉田市と地域の人たちのために活動してほしいなと思います。


松浦:
本日はありがとうございました。

赤松さん:
ありがとうございました。

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いかがでしたでしょうか?

今回は、2013年から地域おこし協力隊として3年間活動していた赤松智志さんにお話を伺いました。

富士吉田市には、富士吉田市の未来と地域を良いものにしようと頑張っている地域おこし協力隊の先輩がいます。

富士吉田市で地域おこし協力隊として活動したいと考えているそこのあなた。

一緒に富士吉田市を盛り上げましょう!!

文:ふじよしだ定住促進センター 松浦樹菜






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