FUJIYOSHIDA DIARY MAGAZINE

住まい

you FUJIYOSHIDA 編集室

2022.03.14

「ふじよしだ移住のいろは」土地・環境|富士吉田市のエリア紹介

コラム「ふじよしだ移住のいろは」では、移住希望の方にむけて、住んでいないと分からない移住する前に知っておきたい富士吉田市のくらしのあれこれを紹介していきます。

富士吉田市のエリア紹介

こんにちは! 〈you FUJIYOSHIDA〉編集室の渡邊麗桜奈です。

富士山の麓、というよりは富士山の上に街並みが広がっている富士吉田市。
富士山を付け根に縦長の地形をしており、市街地の部分だけでも、標高650m〜900mあるので、

目次
・地図の見方が、逆さま?!
・富士吉田市は大きく分けて4エリア
– 上吉田
– 下吉田
– 明見
– 暮地
・まとめ


地図の見方が、逆さま?!

一般的な地図は北が上に位置されるけれど、富士吉田市の地図の多くは、南が上に位置されることが大半。これには、南側にある富士山から北側の暮地にかけて、かなりの傾斜があることが大きく関係しています。南側に移動して富士山に近づくと、「上る(のぼる)」、暮地側にいくと「下る(くだる)」と言います。また、道を案内する際にも「ここの道を上がって〜」や、「ここを下れば〜」などと表現します。普通の地図とは逆さまの表現で、富士山がすぐそこにある富士吉田市ならではですね。


大きく分けて4エリア

富士吉田市は南北に伸びた地形をしています。街の南側には富士山の山麓が広がっており、市街地はおよそ上半分です。今回は、上吉田・下吉田・明見・暮地の4エリア、それぞれの特徴をご紹介します。

上吉田(kamiyoshida) 
便利かつ静かな場所に住みたい人におすすめのエリア

市内のエリアでは、一番面積が大きい上吉田。北口本宮冨士浅間神社や、富士山信仰の歴史と風情のある「御師のまち」と、若者が商うモダンな店が入り混じるエリアです。
8月26日の日本三大奇祭「火祭り」は、通りが火の海になることで全国的に有名です。
富士山駅周辺にはゆったりできる喫茶店や花屋がならび、横町バイパスには、飲食店がずらり。個人店からチェーン店まで、レストランがたくさんあるので、毎回どこへ行こうかと迷います。
少し車を走らせれば諏訪ノ森公園(パインズパーク)や富士北麓公園があり、アウトドアやお子さんの遊び場には困りません。また、この地区は学校が多いため、子育て世代にもおすすめです。

下吉田(shimoyoshida) 
喫茶店や神社が多く、ゆったりした暮らしのエリア

かつて主婦たちが足繁く通っていたスーパーマーケット〈Sマート〉。今でも店の跡地に近所のお母さんたちが集まり、井戸端会議をたのしむ姿がみられる。

馬がいっぱいの小室浅間神社(しもせんげん)や新倉浅間公園(忠霊塔)、ハーブ園など、生活の動線上に自然がある下吉田エリア。
宿〈HOSTEL SARUYA〉やハーブを栽培する〈HERB STAND〉は移住者が経営しているので、実際に移住してどんな生活をしているのかを感じることができます。
路地には町中華やカフェ、居酒屋など、ジャンルを問わずたくさんの飲食店が点在しています。飲み屋街〈西裏地区〉や〈新世界乾杯通り〉をはじめ、月光寺駅周辺はたくさんの居酒屋でにぎわっています。仕事終わりに一杯、とは言わず二杯飲んで、電車や代行で帰るのが吉田スタイル。
〈OLDMAN’S TAILOR〉〈LONGTEMPS(ロンタン)〉などのおしゃれな雑貨屋さんには、お祝い事や記念日にプレゼントされたら誰もが喜ぶであろう、ステキな小物が多数そろっています。
上吉田に比べて住宅地の車通りがすくなく、おじいさんおばあさんが通りで日向ぼっこや井戸端会議をひらく、ゆったりした暮らしのエリアです。

明見(asumi)
山並みや田んぼ、伝統的な風習がのこる自然エリア

夏になると、水面にハスの花が咲きみだれる明見湖のようす。湖のすぐちかくには住宅が並んでいます。

明見は、向原(むかいばら)・大明見・小明見地域に分けられます。
明見に住んでいるひとは、「あす↑み」と発音するそうな。
向原地域では、道祖神祭「オカタブチ」といって道祖神や天狗が新婚家庭に乱入し、差しだされたご祝儀に対して増やせとせびります。代わりに、無病息災、家内安全、子孫繁栄を約束して立ち去るというもよおしが有名です。
北東本宮御室浅間神社(ローカルネーム:大明見神社)では毎年2月のあたまに、節分祭のいっかんで、厄年の方が神楽殿からお菓子やみかんを投げる「豆まき」がおこなわれます。年齢に関係なく、降ってくるお菓子をみんなでうばい合います。
夏には明見湖(ローカルネーム:はす池)にハスの花が咲きみだれるさまがとても美しく、景色を楽しむひとや釣り人が訪れます。
山梨百名山である杓子山などの山々や、四季の感じられる自然の中に生活があるエリアです。

暮地(kurechi) 
登山やハイキングにおすすめ、都内へのアクセス良し!な穴場エリア

高架下のみずかけ菜ばたけ。

富士吉田市 上暮地(かみくれち)・となり町の西桂町(にしかつらちょう) 下暮地(しもくれち)からなるエリア。
かつてから蚕の神さまが祀られており、絹糸のようにキラキラとながれる「白糸の滝」や、山頂から富士山を仰ぎ見れる開運の山 三つ峠など自然スポットが点在しています。

穴場スポットは石川魚店。上暮地の交差点は「ガラス戸に“イルカあります”の張り紙がある魚屋さんのとこ」で知れています。
2018年4月に中央道の富士吉田西桂スマートインターチェンジができたため、県内移動の感覚で都内まで行くことができるようになりました。(西桂IC〜八王子IC 54分)
市街まで車で10分程度ですので、喧騒からはなれつつも便利な暮らしを営むことができます。

まとめ
今回は、富士吉田市の地理について詳しくご紹介しました。4つのエリア間で、雰囲気や特色の違いがあるので、散策しながら見てみるのもいいかもしれませんね。

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