FUJIYOSHIDA DIARY MAGAZINE

教育

you FUJIYOSHIDA 編集室

2021.12.02

「ふじよしだ移住のいろは」子育て|学校(小・中・高)

こんにちは! 〈you FUJIYOSHIDA〉編集室の松浦樹菜です。コラム「ふじよしだ移住のいろは」では、移住希望の方にむけて、住んでいないと分からない移住する前に知っておきたい富士吉田市のくらしのあれこれを紹介していきます。

学校(小・中・高)


こんな人にオススメ!
今回は、市内の小学校、中学校、そして高等学校についてご紹介します。
富士吉田市は、学校同士の横の繋がり、行政と学校間の縦の繋がりがともに深く、街全体で教育環境を整えています。
また、すべての市民にとって豊かで生活しやすい街づくりをしており、特別支援学習にも注力しています。

目次

・富士吉田市ならではの教育
・小学校
・中学校
 学区について(小・中学校)
・富士吉田市近辺の高等学校

富士吉田市ならではの教育

富士吉田市の教育には、県内の他自治体と異なる特色がいくつか存在します。

①特別支援員の人数が多い

②不登校生徒への対応が手厚い 
富士吉田市在住の園児・小学生・中学生及び保護者・教職員であれば、いじめや不登校、子育てや発達状況をはじめとした悩み事は相談できます。相談は市内3カ所で受け付けています。詳しくは、富士吉田市役所のホームページよりご覧ください。

〈窓口〉
富士吉田市立教育研修所内 教育相談室(市役所東庁舎4階 教育委員会内)

〈相談・支援場所〉
富士吉田市立教育研修所内教育相談室(市役所東庁舎4階)
富士吉田市民会館内支援室(市民会館2階)
子育て支援センター3階(月曜のみ)

〈相談室〉
教育相談室 月曜日~金曜日(祝・祭日除く)
支援室   火曜日~金曜日(祝・祭日除く)
子育て支援センター3階 学習室 月曜日のみ

〈支援時間〉
午前9時00分~午後12時00分,午後1時00分~午後3時30分まで

〈対象者〉
富士吉田市在住の園児・小学生・中学生及び保護者・教職員

富士吉田市教育委員会 公式ホームページはこちら

③街と自然が融合した教育環境
富士吉田市といえば、なんといっても日本一でっか〜い山、富士山!2013年に世界文化遺産に登録され、近・現代の西洋美術のモチーフとして多用されている点や、富士講に代表される信仰が世界的に再認識されました。そんな富士山がある街・富士吉田市は、リゾート地やアウトドアスポットとして有名な富士五湖や標高1000m以上の富士山麓に位置する富士北麓公園をはじめとした、自然までのアクセスがよい街です。
そのほか、下吉田エリアには鹿島朝日高等学校と提携したKG高等学院 山梨富士吉田キャンパスがあるなど、幅広い学びの選択があるため、さまざまな形で教育を受けることができる、それが富士吉田市の教育の特色です。


小学校

富士吉田市内には7校の公立小学校があり、それぞれが「心の教育」に力を入れています。
「心の教育」の一環として、豊かな心を育てるための文化活動が活発に行われています。主な活動としては、全校一斉の読書タイムを設けて児童の心を豊かにすることや、富士吉田市内の環境活動として、市内のゴミ拾いや農園・花壇の栽培活動などにも積極的に取り組んでいます。

小学校一覧

① 明見小学校
金管バンドクラブの活動を通して、全校生徒の音楽的感性を高め情操豊かな児童の育成に力を入れて取り組んでいます。

児童数 : 358名 
学級数 : 16学級
アクセス : 葭池温泉前駅から徒歩25分

② 下吉田第一小学校
少人数規模を活かしたきめ細やかな指導に力を入れて取り組んでいます。

児童数 : 79名 
学級数 : 7学級
アクセス : 下吉田駅から徒歩5分 月江寺駅から徒歩10分

また、令和2年度から下吉田第一小学校は特認校制度を導入しました。
※特認校とは、学区や複合学区に関わらず市内ならどこからでも通うことができる学校です。

③ 下吉田第二小学校
富士山教育を核とした地域教育や情操教育に力を入れて取り組んでいます。

児童数 : 511名 
学級数 : 23学級
アクセス : 月江寺駅から徒歩10分 下吉田駅から徒歩15分

④ 下吉田東小学校
児童の感性を豊かに育てるために道徳教育を中心として心の教育に力を入れて取り組んでいます。

児童数 : 267名 
学級数 : 13学級
アクセス : 下吉田駅から徒歩15分 月江寺駅徒歩20分

⑤ 富士小学校
小規模校における人間関係の固定化を強みとして、自己肯定感や社会性を育てていく活動に力を入れて取り組んでいます。

児童数 : 92名 
学級数 : 6学級
アクセス : 寿駅から徒歩5分

⑥ 吉田小学校
校種連携、地域連携・教育過程の工夫などに力を入れて取り組んでいます。

児童数 : 584名 
学級数 : 23学級

 吉田小分校(院内学級): 1学級

アクセス : 富士山駅から徒歩15分

⑦ 吉田西小学校
農作物等の栽培を通しての勤労体験学習、運動や読書ボランティア活動などの環境教育に力を入れて取り組んでいます。

児童数 : 297名 
学級数 : 16学級
アクセス : 富士急ハイランド駅から徒歩15分 富士山駅から徒歩20分



中学校 

富士吉田市内の中学校では、総合的な学習を通して、地域の生活に関わる自然や文化・歴史に目を向けるとともに、富士山の歴史や富士山と富士吉田市結びつきなどの〈富士山学習〉にも力を入れています。
この授業を行うことによって、富士北麓地域で生活していく中で富士山の環境保全について理解を深める目的があります。
 
 特別活動や環境美化活動にも取り組み、職場体験活動や合唱活動、さらには地域に根ざしたボランティア活動なども積極的に行っています。
また、各学校でそれぞれ取り組んでいる〈富士山学習〉とは、富士山の物理的環境、生物的環境、文化的環境といった内容を富士北麓地域にある小中学生の児童、生徒を対象に行う特別授業です。

中学校一覧

公立

① 明見中学校
自主的で創造性に富み「知・徳・体」の調和のとれた心豊かでたくましく生きる生徒の育成や小中学校の連携に力を入れて取り組んでいます。

児童数 : 202名 
学級数 : 8学級
アクセス : 葭池温泉前駅から徒歩25分 

② 下吉田中学校
特色ある学校づくりの一環として下中ソーランや和太鼓演奏、合唱活動に力を入れて取り組んでいます。

児童数 : 459名 
学級数 : 17学級
アクセス : 月江寺駅から徒歩10分 下吉田駅から徒歩10分

③ 富士見台中学校
小規模校の利点を活かしてきめ細やかな指導や朝読書、自主学習の時間の設定、小中学校の連携による英語教育に力を入れて取り組んでいます。

児童数 : 58名 
学級数 : 4学級(内特別支援学級1)
アクセス : 寿駅から徒歩5分 下吉田駅から徒歩10分 

④ 吉田中学校
総合的な学習を通して、地域の生活に関わる自然や文化・歴史に目を向けて富士山との結び付きについて学ぶことや朝の10分間読書をすることで一日の学習環境を作り生徒の心を耕すことに力を入れて取り組んでいます。

児童数 : 469名 
学級数 : 18学級
アクセス : 富士山駅から徒歩10分 

私立

⑤ 富士学苑中学校
少人数規模の学校なので生徒一人一人の基礎力を向上できる学習カリキュラムの構築や環境作りをすると共に、規則・礼儀作法・言葉使いなどの指導にも力を入れて取り組んでいます。

児童数 : 57名 
学級数 : 3学級
アクセス : 月江寺駅から徒歩5分 

富士吉田市内にある小学校、中学校それぞれの詳細は、
「富士吉田市教育委員会」の公式ホームページよりご覧いただけます!

学区について(小・中学校)

通う学校は、学区内において家と学校との距離によって決まります。
ただし令和2年度から下吉田第一小学校は特認校制度を導入しました。
※特認校とは、学区や複合学区に関わらず市内ならどこからでも通うことができる学校です。


富士吉田市近辺の高等学校

公立

山梨県立吉田高等学校(よしだ こうとうがっこう)
〈特色〉
生徒自身が未来を生き抜くことができるように従来の「吉田高校グラデュエーションポリシー(吉高GP)」の8つの力の獲得を目指しています。
8つの力というのは【自己肯定力、傾聴力、分析力、思考力、発信力、想像力、創造力、行動力】を指します。
そのカリキュラムのひとつとしてあげられるのが吉田高等学校独自の教科(富士山学)です。

  富士山に近い高校であるため、独自に「富士山学」という教科を設置しています。
身近な存在である富士山を総合的に理解し、考察し、さまざまな活動を展開していく新しい教科。
毎年2年生が総合的な学習の時間を利用し、7クラス混合のグループに分かれ活動しています。

〈普通科〉
フラットなクラス構成で基礎基本を徹底的に学んでいきます。
2年次からは文系・理系に分かれて自分の専門を深めていきます。
3年次では生徒のあらゆる進路希望に対応出来るカリキュラムが用意されているのでどのクラスからでも自分の夢を実現出来るところが吉田高等学校の魅力です。

〈理数科〉
生徒の希望に応じたハイレベルな授業、豊富な課外授業、少人数制授業を通して、一人ひとりの目標に合わせた指導を行っています。
理数科独自の行事である「課題研究」「企業見学会」などをとおして、科学的な探究心、論理的な思考力、幅広い教養を学ぶことができます。

山梨県立富士北稜高等学校(ふじほくりょう こうとうがっこう)
〈特色〉
校訓である「明日を拓き 未来を創る」を生徒一人一人が自らの可能性を見つけ個性を伸ばし、自分らしく生きる道を切り開くことにより、将来における進路実現、自己実現を目指しています。また、人間性や社会性を養うだけではなく、地域学習を深め地域社会の発展に貢献できる人材を育成することにも力を入れています。

〈総合学科〉
富士北稜高等学校は県内でも珍しい総合学科高校です。
総合学科とは、国語・数学などの普通科目を中心に学ぶ普通科と、工業・商業・福祉などの専門科目を中心に学ぶ学科の中から一人一人の興味関心に応じて科目を選択して、総合的に学ぶ学科です。

富士北稜高等学校では現在、6つの系列【教養系列、福祉健康系列、総合ビジネス系列、電気情報系列、機械テクノロジー系列、建築デザイン系列】があります。

〈教養系列〉
各授業において基礎基本の定着を図り、粘り強く問題解決に取り組むことの出来る生徒を育成する。

〈福祉健康系列〉
介護に必要な基本的、基礎的な知識や技術を習得させ、高齢者の生活を支えるために必要な衣食住に関する知識や技術を身につけた生徒の育成を目指す。

〈総合ビジネス系列〉
生徒一人ひとりが商業に関する知識を持って、社会の変化に柔軟に対応出来る能力を培い、これからの地域産業を担う人材の育成を目指す。

〈電気情報系列〉
電気・電子技術の学習を行い、コンピュータを用いた情報技術の応用や、信号機などに応用されるシーケンス制御などを実習しネットワーク技術の習得を目指す。

〈機械テクノロジー系列〉
機械加工についての基礎知識や技術を身につけ、地域の「ものづくり」産業を支えるエンジニアの育成を目指す。

〈建築デザイン系列〉
建築計画・法規・施行・構造・設計など建築における基礎的な知識を習得すると共に、製図やCAD、木造実習などの実体験を通じて考える力、モノを作り上げる力を身につけた生徒の育成を目指す。

山梨県立富士河口湖高等学校(ふじかわぐちこ こうとうがっこう)
〈特色〉
富士河口湖高等学校は国立公園内に立地していて四方を緑樹に囲まれた自然豊かな学習環境です。
地域社会とも積極的に交流をはかっており、富士河口湖町や、富士吉田市と連携して地域の様々な課題に取り組んでいます。
また、生徒会を中心に挨拶運動にも力を入れているので校舎内では元気な生徒の声が絶えません。

〈普通科〉
「自分の進路に合わせた学習を深めたい。」そんな声に応えるために多様な教科・科目を設定し、生徒の個性を生かすカリキュラムを構成しています。

1年次は必履修科目が中心ですが、2年次からは文化類型・理科類型へと進路に合わせて分かれて、学年が進むにつれて選択科目が増えていきます。

④ 山梨県立都留興譲館高等学校(つるこうじょうかん こうとうがっこう)
〈特色〉
都留興譲館高等学校は「興譲」を校是とし、普通科・英語理数科・機械工学科・電子工学科・制御工学科・環境工学科の6つの学科からなる総合制高校です。充実した施設環境の中で様々な個性を持った生徒たちが「興譲の心」を大切に社会性や協調性を身につけながら、それぞれの目標や希望に向けて活気に満ちた学校生活を送っています。

〈普通科〉
1年次からは、全ての分野に共通する必修科目の学習を中心に基礎・基本の確実な定着を図る。
2年次からは、進路希望に合わせた3つの類型「国公立理」「理・看護」「文」に分かれて学習していく。

〈英語理数科〉
理数専門科目を基軸に、英語専門科目も加えた学習を通して進路の実現に向けて積極的に学習に取り組む生徒の育成を目指す。

〈機械工学科〉
機械の基礎的・基本的な知識と技術を学び、コンピュータを駆使してより実践的なものづくりのスペシャリストを目指す。

〈電子工学科〉
電気の知識や電子回路について学び、ハードウェアとソフトウェア両面で活躍出来る個性豊かな技術者育成を目指す。

〈制御工学科〉
メカトロニクス技術について幅広く学習し、時代のニーズに柔軟に対応出来る創造力豊かな実践的技術者の育成を目指す。

〈環境工学科〉
水や空気の分析・新素材・土木施工・測量・防災等、幅広い知識や技術を学ぶ。
地球環境に配慮し時代のニーズに応える技術者の育成を目指す。

山梨県立ひばりが丘高等学校(ひばりがおか こうとうがっこう)
〈特色〉
山梨県ひばりが丘高等学校は、昼間部(普通科・情報経理科)と夜間部(普通科)を併設する単位制の定時制独立校です。多様な生徒の実態や希望に対応するために「やり直し」を合言葉に生徒一人一人のニーズに合った教育をしています。また、キャリア教育の取り組みとして自己肯定感・自己有用感の育成を目指し、総合的な学習・創作授業・静聴の時間・生活体験文の連携を図っています。この活動の総称を「ひばりのドリカムプラン」と呼んでいます。

〈定時制〉
昼間部・夜間部の二部制で普通科と情報経理科の2学科があります。(情報経理科は昼間部のみ)4年間での修了が基本ですが、日課表の工夫などにより3年間で修了することもできます。
授業は昼間部・夜間部共に1日4時間、月曜日から金曜日の5日間で週あたり20時間の授業を実施しています。
また、特別授業として14時40分から16時15分の2時間が設定されています。夜間部では給食を実施しています。

私立

富士学苑高等学校(ふじがくえん こうとうがっこう)
〈特色〉
富士学苑高等学校は、創立以来受け継がれて来た「人間力を育む」教育に取り組んでいます。いつの時代もぶれることなく、これからも変わることない富士学苑高等学校の基盤となっている教育理念です。また、仏教禅宗の一宗派である臨済宗妙心寺派に属する水上山月江寺が母体となっている学校であるため、建学の精神は教育の根本である「人間形成(人造り)」です。

〈全日制普通科〉
富士学苑高等学校は全日制の普通科ではありますが、その中でも生徒一人ひとりの目標や適正に合わせた4つのコースがある。

〈キャリア実践コース〉
キャリア実践コースでは、全ての科目で基礎を大切にしながら授業を展開しています。苦手な科目にもしっかりと向き合い苦手を克服できることが魅力のひとつ。

〈総合進学コース〉
総合進学コースでは、様々な職業について学びながら将来のなりたい自分を模索することができます。目標決定の段階からの徹底的なサポートを受けられる。

〈特別進学コースS〉
特別進学コースSでは、難関私立大学への進学を目指し、2年次より文系・理系・文理に分かれて受験に必要な科目を効率的に学びます。多様化する大学入試にも柔軟に対応できる。

〈特別進学コースA〉
特別進学コースAでは、や最難関国公立大学への進学を目指し、2年次より文系・理系コースに分かれて効率的な学習を実現しています。
少人数制を採用している為、個々の目標に応じた学習指導や進路指導を受けることができます。



まとめ

今回は、富士吉田市内および富士吉田市近辺の学校を紹介しました。自然と街が融合した環境で教育を受けられる点、そして市内やその近辺に学校・学科が多く、選択肢も広い点が富士吉田市の教育の特色です。
少しでも”ふじよしだ移住”と学校選びの参考になりますように。
それではまた、次回の記事でお会いしましょう!

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