FUJIYOSHIDA DIARY MAGAZINE

教育

渡辺 紀子

2021.10.30

日々、富士吉田の高校生と。24「ハタオリ号」

みなさん、こんにちは。かえる舎の渡邉 紀子です。

だんだんと寒くなってきた富士吉田市。いつも秋の期間が短く、急に冬になります。

先日、富士山も冬仕様の雪化粧をして、より寒さが厳しくなってきています。

個人的には、冬の澄んだ空気のなか見る富士山が好きなので、この季節が好きです。

さて、緊急事態宣言が開けて、少しずつ高校生の地域活動が再開し始めました。

現在は、高校生と授業で考えたアイデアを実施する取り組みがたくさん動いております。

今回は、そのなかのひとつ『織物で公共バスを装飾!ハタオリ号』についてご紹介します。

〈富士北稜高校〉では、総合的な探究の時間のなかで、地域の課題を解決するアイデア発想の『地域探究型授業』を実施しています。

設定された10のテーマのうち、「産業」「交通」で、新しい公共交通・織物の使い方として、「地場産品の織物を使って、公共バスを装飾する」のアイデアがあり、その提案を地域各団体と協力して有志生徒が実践することになりました。

まずは、装飾するバスの計測

そして、使用する生地選び

装飾する生地を作る織物工場(機屋)さんの見学

生地をバスの広告部分に合わせて裁断・縫製 

そして、設置

◎参加した生徒の感想◎

「自分たちが考えたアイデアが実現されることがとても嬉しい。実現できるとは、正直思っていなかったです(笑)。でも多くの人のおかげで実施できて、織物についてたくさん知ることができて、とても嬉しいです!」

多くの人の協力を得ながら、期間限定の織物装飾バスが実現しました。

バスの種類は全部で3つ。富士吉田市が多様な織物製品を作る織物産地であるため、「ネクタイ生地号・赤」「傘生地号・黄色」「服地号・青色」の生地・色を分けて装飾しています。

今回の活動は、織物協同組合さんから生地のご提供、富士急バスさんからはバスの手配など、多くの方々の応援とご理解のおかげで、取り組むことができました。

10月末に開催される〈ハタオリマチフェスティバル〉から、2021年12月末まで装飾しています。

「地元の人にもっと吉田の織物を感じてほしい」そんな思いから始まった今回のプロジェクト。ひとりでも多くの人にふれて、感じてもらえたら嬉しいです。

100円で乗車できるタウンスニーカーに乗って、織物に感じながら、

秋の休日を過ごしてみてはいかがでしょうか?

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渡辺 紀子

特定非営利活動法人〈かえる舎〉スタッフ

山梨県南都留郡生まれ。東北芸術工科大学デザイン工学部卒業。卒業研究として、若者が地元を好きになるプログラムを実践的に研究し、2019年春に地元である富士吉田市の地域おこし協力隊に就任。小中高のキャリア教育や高校卒業後の自分らしい進路をみつけるプロジェクトを企画・運営。2020年に協力隊の任期満了とともに事業マネジメントで携わってきた〈かえる舎〉のスタッフとして参画。富士吉田市が大好き。

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