FUJIYOSHIDA DIARY MAGAZINE

FRPC

黒須 美咲

2022.12.21

富士吉田移住のリアルライフ File.6

「富士吉田市に移住した人は、実際どんな暮らしをしているの?」

「富士吉田移住のリアルライフ」では、富士吉田市へ移住し、仕事・遊び・創作・自然派ライフを楽しむ人たちへの実録インタビューを連載していきます。


File.6
山田絢子さん Ayako Yamada

PROFILE

2022年4月に、東京都練馬区から富士吉田市に移住。3歳の娘と夫と暮らしています。東京の企業にてリモートワークでの営業として働きながら、富士北麓の自然に近い暮らしを楽しんでいます。








移住の前にまずはお試し滞在

Q. 富士吉田を知ったきっかけを教えてください。

家族3人で東京練馬区に住んでいましたが、コロナウイルス感染拡大の影響で夫婦共にほぼリモートワークになりました。どこでも働けるようになったのを機に、東京を離れることにしました。

Q. 移住するまでの手順を教えてください。

まず始めたのは、涼しい場所を条件に何ヶ所か候補を絞ること。山梨だけではなく長野も視野に入れていました。次に各自治体の移住支援サービスを利用して移住相談をしました。富士吉田では、〈ふじよしだ定住促進センター〉の麗さんに相談させていただきました。そして富士吉田でお試し滞在をしてみた結果、移住することを決めました。

Q. 富士吉田でのお試し滞在について、滞在先や期間を教えてください。

お試し滞在施設〈NERUTOCO棟〉(※1)を2週間利用しました。

Q. お試し滞在先として、富士吉田を選んだ理由は何ですか?

共働きなので、子どもを安心して預けられる施設があることが重要でした。市外の人に対して託児サービスを行っている市町村ってあんまりないんです。でも富士吉田ではお試し滞在中でも預けられることがわかったので、滞在してみることにしました。

Q. どちらの託児施設を利用しましたか?

〈ふじよしだ定住促進センター〉の麗さんへ相談したところ、〈富士吉田市ファミリー・サポート・センター〉(※2)のスタッフの方を紹介していただきました。〈NERUTOCO棟〉をチェックインした日にファミサポにも登録することができたので、スムーズに利用することができました。

お試し滞在施設〈NERUTOCO棟〉






子どもを通して地域の人と交流できた

Q. お試し滞在中、ファミサポはどれくらいの頻度で利用しましたか?

平日は毎日利用していました。娘は人見知りをしない子なので、ファミサポでも楽しく過ごせていたみたいです。当時はまだ市民ではないので助成金は使えませんでしたが、正規の金額でも利用しやすい価格だと思います(※3)。利用させてもらえることが本当にありがたかったです。

Q. ファミサポを利用した感想を教えてください。

スタッフの方がとても親切でした。保育園や小学校等の教育関連の情報はもちろんのこと、おすすめのスーパーや飲食店まで、いろいろ教えてくれました。
子どもを通しての交流って良いですよね。自分の子どもを知っている人が地域の中にいることで、安心感が生まれました。移住前に地域の人と関わりを築くことができて良かったです。




移住の決め手は子育て環境

Q. 移住の決め手は何でしたか?

滞在していた〈NERUTOCO棟〉のすぐ近くに〈ウヴントゥ保育園〉があり、興味本位で連絡してみたら見学させてもらえることに。見学したときの先生の雰囲気や教育方針が気に入り、ぜひ娘を入園させたいと思いました。しかし、見学した日が9月中旬で、次年度の入園申込みの締切まで約1ヵ月しかありませんでした。すぐにでも移住の決意を固める必要があるぞと思って焦りました(笑)。
夫へ相談したら、「東京圏からの距離も考えたら、こんなに良い街は他に見つからないだろう」という結論に至り、思い切って富士吉田への移住を決めました。

Q. 移住の際に困ったことや大変だったことはありますか?

一番困ったのは、家探し。不動産会社を4件ほど回っても家が見つからず、ギリギリになってしまい焦ることに…。複数の不動産会社に、早めに相談することをオススメします。
冬の寒さ対策についても、色々試行錯誤しました。隙間を塞ぐ、カーテンを厚手のものに変える、暖房器具を追加するなどして、快適に暮らせるようにしています。

インタビューの様子





子どもがのびのびと育つ街

Q. 富士吉田の好きなところを教えてください。

何と言っても自然環境が良いですよね。四季の移ろいがはっきりしているところが好きです。娘も自然や生き物に興味をもってのびのびと育っていると感じます。
東京圏からも近いので、埼玉の実家や都内のオフィスにもアクセスしやすいです。また、山中湖や河口湖などの観光地へのアクセスも良いですね。夏には『富士五湖花火大会』を楽しんだり、東京から友人家族が遊びに来た時にみんなで〈PICAリゾート〉へ泊まったりしました。

Q. 富士吉田に対して、「もっとこうだったら良いのに」と思うことはありますか?

子どもが遊びやすい公園がもっと増えたらいいなと思います。市内には公園がいくつかありますが、市街地の中にはあまりないですよね。

自宅近くの公園で





気になったらまずは地域の人に相談してみる

Q. 移住を検討している人へアドバイスをお願いします。

一人でリサーチするのではなく、〈ふじよしだ定住促進センター〉のような、その地域の移住支援サービスを利用するのをおすすめします。不安や問題があるときにも、まずはその地域の人に話を聞いてみた方が解決しやすいです。
まだ移住を決めていない人や初期の検討段階の人も、“まずは地域の人に聞いてみよう”と気軽に行動した方がいいと思います。
移住先の候補の1つとして長野の某市も検討していたのですが、そちらでも地域の人に相談をしていました。結果的に富士吉田へ移住しましたが、その市も“第二の家”くらいの繋がりを感じています。






※1…NERUTOCO棟は、移住を検討されている方々が富士吉田での暮らしを体験するための滞在施設です。

※2…ファミリー・サポート・センターは、子育ての援助をして欲しい方(依頼会員)と援助をしたい方(協力会員)が会員となり、子育ての相互援助活動を行う組織です。

※3…依頼会員として利用する際、富士吉田市民は報酬基準額の2分の1が市から助成されます。

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黒須 美咲

〈ふじよしだ定住促進センター〉スタッフ

東京都国分寺市出身。大学卒業後、都内の会社を2社経験。人材開発やキャリアコンサルティングの仕事に携わる中で ”暮らしの質” に興味を持つようになる。
「豊かな自然があり利便性も良い地域で暮らしたい」という思いから、2022年10月に夫・娘と共に富士吉田市へ移住。自然はもちろんのこと、”人々の心の豊かさ” という富士吉田の魅力を発見し、人との出会いを楽しんでいます。

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