こんにちは。
富士吉田市も今週に入ってから暑くなり、夏らしくなってきました。
〈富士吉田市立図書館〉のスタッフさんから依頼があり、館内受付スペースの飛沫感染防止用のビニールに絵を描きました。
たしかに、最近コンビニ、スーパーなど、どこでもビニールが張られています。
透明で、薄いけれど、以前にはなかった『壁』がそこにはあります。
対策として必要で、仕方のないことではありますが、どこか冷たく、閉鎖的な感じがありますよね。
図書館スタッフの方々は、「図書館利用者さまとの何気ない楽しいおしゃべりがしづらい雰囲気になってしまった」「雰囲気がどこか暗く感じさせてしまう」とビニールから生まれる利用者さまとの距離感をお話されていました。
図書館をよりよい場所にしたいと思うスタッフさんだからこその視点と心遣いに、とても感動しました。
そうか、この1枚があることで、大切な何かが失われてしまうのか。
だったら、守るためのものだからこそ、やさしいものであってほしい。
以前と同じとまではいかないけれど、ビニールが外れるその日まで、少しでも会話に花が咲くようにと、沢山の草花を描かせていただきました。
早くまた元の日常に戻って、何にも気にせず楽しく会話ができるよう、願いを込めて。