渡辺 紀子

2020.11.24

日々、富士吉田の高校生と。09「自分のふるさとについて考える日」

気がつけば、2020年もあと1ヶ月と少し。

私は、AppleMusicを使用していまして
【リプレイ:2020】というプレイリストが
自動で作成されまして(笑)。

毎日これを聞きながら
「これこれ!春によく聞いたわ〜〜!」と
毎日2020を振り返っております。

さて、今回の記事では、私が今年度、
特に力を入れて取り組んできたプロジェクトに
ついてご紹介します。

『中学生時代、ふるさとについて考えることはありましたか?』

私は「自分がこれからどこで働いて、
暮らして行こうかな…」と、考えたこともありませんでした。
それよりも部活動や友人関係ばかりに熱中して、
日々を過ごしていたように感じます。

ところが、高校生活も後半になると、
進路や将来のことを考えはじめます。

しかしこの時にはじめて実感するのは…

自分の学力を基準に進んだ高校で、
進路や将来が決まりかけている、ということでした。

すると、今こうして大人になってみると、

高校生になる前、高校受験にのぞむ前、
つまり中学生の頃から、
自分の将来やふるさとについて、
一度考えてみるきっかけが大切だと
思うようになりました。

そんな思いから、11月30日に
『ふるさと発見ワークショップ』という授業を、
富士吉田市にある4つの中学校で開催しました。

富士吉田市に暮らす15名の若者
(Uターン・Iターン・ずっと地元暮らしも含む)から、

中学生に向けて「これまでの自分の働き方や生き方、
仕事への思い、富士吉田の魅力」などを
話していただきました。

この取り組みは、
富士吉田市役所の商工振興課
教育委員会(教育研修所)
地域振興移住定住課の3課が連携しておこない、
実施しました。

中学生にとって、一番輝いてみえる20代〜30代の若者。

そんな若者から直接、
「自分のふるさとの魅力、働く姿勢」を聞くと、
自分の人生もなにかできそうと
前向きになる生徒が多くいたように感じます。

実際に、前のめりになって耳を傾ける生徒たちが
多くいたことが印象的でした。

また、「将来地元に暮らしたいですか?」と
生徒に質問したところ、
実施前は暮らしたい人が36.2%だったのに対し、
実施後49.8%の生徒が
富士吉田市に暮らしたいと考えるようになりました。

▶︎新聞掲載記事:11月4日 『山梨日々新聞』
〈かえる舎〉「山梨日日新聞に掲載されましたー!

今回この話を聞いた生徒たちが、
いつの日かこの富士吉田市で、今度は講師をする。

そんな日が来るのを夢見て、
これからもこのような取り組みを続けていきたいです。

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渡辺 紀子

特定非営利活動法人〈かえる舎〉スタッフ

出身地
山梨県南都留郡忍野村

プロフィール
2019年春に地元である富士吉田市の地域おこし協力隊に就任。小中高のキャリア教育や高校卒業後の自分らしい進路をみつけるプロジェクトを企画・運営。
2020年に協力隊の任期満了とともに事業マネジメントで携わってきた〈かえる舎〉のスタッフとして参画。

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