FUJIYOSHIDA DIARY MAGAZINE

教育

渡辺 紀子

2020.12.23

日々、富士吉田の高校生と。11「12月のチャイム」

こんにちは!

いきなりですが、みなさんは、どんなときに「あ、12月になったんだな」と感じますか?

家族みんなで年賀状の準備をしているとき。
寒さの中、こころを温めるように綺麗にひかる、イルミネーションを見たとき。
大人も子どももワクワクするクリスマスケーキを買うとき。年末のテレビ特番・ドラマの最終回を見ているとき。

どれも12月を感じますよね。

私が12月だなと感じる瞬間は、
「富士吉田市の夕方5時のチャイム」です。

高校時代から、放課後の部活の時間に、この時期になると、いつものチャイムではなくなるのを感じていました。

「あ、今年もこのチャイムになったなあ」

なぜチャイムが変わるのか。

それは、富士吉田市出身アーティスト〈フジファブリック〉の志村正彦さんの命日に合わせて、チャイムを変えているからです。

富士吉田市では、8年前より12月24日前後の一週間だけ、夕方5時に流れるチャイムを、志村くんの代表作『茜色の夕日』に変更しています。

変更してから、毎年多くのファンの方がこのチャイムを聞きにきています。

しかし、今年は新型コロナウイルスで、チャイムを聞きたくても来れないファンの方が多くいます。そんなファンの皆さんとなにかできないかと高校生たちが素敵な企画を考えました。

#若者のすべて

SNSのハッシュタグを通じて、志村くんやこの町での思い出を共有してもらうプロジェクトです。

#私たちのすベて Instagramアカウント

そして、そのプロジェクトを広めるために素敵なポスターも製作。
全部で4種類あり、すべてInstagramの「わたしたちのすべて」のアカウント、一番最初の投稿にのっておりますので、ぜひご覧ください。

フジファブリックの歌詞に出てくる場所や風景をイメージしながら、作りました(チャイムが変更している期間は、下吉田駅に掲示されています)。

地元出身のアーティスト志村くんを想ってチャイムを変更する富士吉田市と、そのチャイムから〈フジファブリック〉を知って、活動を進めてきた高校生。

今年は、この街の素晴らしさと、志村くんへの愛をより強く感じた夕方5時でした。

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渡辺 紀子

特定非営利活動法人〈かえる舎〉スタッフ

山梨県南都留郡生まれ。東北芸術工科大学デザイン工学部卒業。卒業研究として、若者が地元を好きになるプログラムを実践的に研究し、2019年春に地元である富士吉田市の地域おこし協力隊に就任。小中高のキャリア教育や高校卒業後の自分らしい進路をみつけるプロジェクトを企画・運営。2020年に協力隊の任期満了とともに事業マネジメントで携わってきた〈かえる舎〉のスタッフとして参画。富士吉田市が大好き。

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