FUJIYOSHIDA DIARY MAGAZINE

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斎藤 和真

2021.06.18

かえる舎と高校生の青春記19「2020年の春」

コロナ禍。
学校は長い休校。
生徒たちは家から遠隔授業。

部活もない。
友だちにも会えない。
じゃあ、何するか。

「コロナの世の中に対して、自分たちができることをやってみよう」
でした。

取り組んだテーマは「お弁当」。

テイクアウト需要の高まりがニュースでも頻繁に取り上げられ、生徒たちも日々食べている中で感じたことがありました。

「料理は同じでも、なんか味気ない」

こんな時だからこそ、家で食事をする時くらいは明るく食べたい。

そこで、食卓が明るくなるような「熨斗(のし)」を制作してみることにしました。

こちらが完成した熨斗です。

熨斗の工夫は、「富士吉田の良さがわかる」「お弁当に敷くこともできる」というものでした。

担当した生徒は3名の仲よし女子。

熨斗の完成までに、何度もLINEで会議を重ね、あーでもないこーでもないと言いながら、オンラインの難しさと、オンラインでもつながれることの嬉しさを噛み締めながら進めました。

熨斗は4店舗で、合計600食に使用してもらいました。

600人の人を笑顔にできていたら嬉しいな。

緊急事態宣言後には、熨斗を使ってくれたお店にお邪魔させてもらって挨拶を。

やっぱり、実際に会えて、お互いの喜びを共有できることができる方がいい。

早くそんな日常がかえってくることを夢見ながら、できることをひとつずつやっていこうと思います。

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斎藤 和真

特定非営利活動法人〈かえる舎〉代表

栃木県鹿沼市出身。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修了後、山梨県富士吉田市の地域おこし協力隊に就任。 2016年に富士吉田市を中心に高校生の教育プログラムを企画運営する〈かえる舎〉を設立、同代表就任。栃木県立鹿沼東高非常勤講師。慶應義塾大学SFC研究所 上席所員。

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