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上田 潤

2021.08.17

上田潤の地域福祉とふじよしだ13「草取りの夏」

前回の記事でご紹介しましたが、
僕は7月1日から『じばサポ』という高齢者の生活サポート活動を始めています。

当初は活動の認知も低く、なかなか利用につながりませんでしたが、地域包括支援センターの皆さんのご協力のもと、今では週に2回ほど活動させていただいています。

季節柄、最近は草取りのご要望をいただくことが多いです。

かつては朝飯前だった草取りも、足腰や体力の衰えから、だんだんハードルが高くなってきます。お話のなかでよくお聞きしたのは、「お盆にむけて家をきれいにしてご先祖様を迎え入れたい」という思いでした。

「草取り」とひと口にいっても、
高齢者にとっては立派な”困りごと”になり得るということをあらためて認識しました。

それはそうと、草取りってどうやるんだろう?

承ったものの、思い返せば、草取りなんて一度もちゃんとやったことがないような気がしました…。

道具・服装・熱中症対策・草の取り方などを、ひと通り調べて草取りの初舞台を迎えました。

その日の朝、
テレビのお天気お姉さんは「今年一番の暑さになるかもしれない」と伝えていました。

お昼すぎにお宅へお伺いすると、
「こんなに暑いのに大丈夫かい? 無理はせんでね」とおばあちゃん。
「お前さん、畑仕事は慣れてるのか?」とおじいちゃん。

夏の草取りは日中を避けるとか、畑仕事への経験値の浅さから、いろいろと心配をおかけしてしまいました。

猛暑のなか4時間に及ぶ草との戦いは、正直かなりの苦戦を強いられました。
おばあちゃんが、タオルに保冷剤を包んだものを首に巻いてくれたり、「これ食べな」とアイスや飲み物をくれたりと、優しさが本当にありがたかったです。

作業終了後、「草取りもなかなか大変ですねー」なんて話のなかで出た、おじいちゃんのひと言がやけに心に残っています。

「当たり前だろう、草だって死ぬ気で生きてんだ」

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上田 潤

富士吉田市地域おこし協力隊

山梨県南アルプス市出身。大学進学を機に上京した後、数社のジョブホップを経て2020年10月から〈富士吉田市地域おこし協力隊〉に。
これまで〈星野リゾート〉でサービスマネージャー、岡山の倉敷美観地区に拠点を置くローカルベンチャーで地域商社事業部の立ち上げや人事を経験。協力隊着任前は、キャンプ場や研修施設を運営する会社で山中湖の施設のマネージャーを担当。そこで開かれたイベントで、富士吉田市で活動する人たちと出会い、「富士吉田の人と地域」に魅力を感じ現在に至る。
地域の人と人との関わりが拡がるようなコミニティデサインの構築を目指し、地域福祉や飲み屋街の活性化、アキナイ創りなど、好奇心旺盛に富士吉田市の可能性を感じる毎日。地域に眠っている「ネタ」を事業の「タネ」と前向きに捉え、地域を面白がるガキ大将。

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