活動を長く続けているとおもしろいことがたくさんあります。
「学校でも塾でもない居場所と理由がほしい」
一緒に活動をはじめた彼女は少し変わっていました。
どう変わっているかというと、みんなより少し大人すぎた。
自分がいいと思うものの芯があり、逃げ道を探しているのではなく、やりたいことに時間を使いたい系。すごい素直で、強くてかっこいいし、最高だなと思いました。
聞いてみると、両親ともに地域に関わる仕事をしているそう。
お父さんに関してはズブズブの飲み友だち。
きっとそんな背中をみることが彼女にとっての一番の教育だったのかもしれません。
彼女と取り組んだのは、母の仕事にも関連する「B反エコバック」をつくること。
富士吉田の地場産業の織物では、糸がほつれたり傷がついたりして売れない生地も生まれてしまいます。
でも、素人では全然わからないくらいきれい。
そんな生地を買い取って、エコバックにして、イベントで販売してみました。
その場で、織物とエコバックのストーリーを語り、喜んでもらうみたいな。もう言わずもがな最高の取り組みでした。
彼女は地元の大学に進学しました。
地域への貢献を学ぶような学科だと聞いています。
大学生になった彼女と今でも活動をともにする機会が多く、とてもうれしい。
どんなかたちでも、応援し続けたい。幸あれ。