FUJIYOSHIDA DIARY MAGAZINE

教育

渡辺 紀子

2020.10.22

日々、富士吉田の高校生と。08「どんどん広がる活動」

だんだんと富士山が白くなってきて、

冬の訪れを感じます。

吸い込む空気が肺に入るたびに

胸をヒヤリとさせる。

私はそんな冬が好きなので、

冬の訪れはちょっとうれしかったりもします。

寒さには弱いですが(笑)。

さて、先日の記事でもご紹介しました『タウンスニーカーのプロジェクト』。

夏休みに3日間活動をおこなったのですが、まだまだ続きがあります!!

ある日〈かえる舎〉代表のもとに、

「高校生のタウンスニーカー の新聞記事を読みました! 

すばらしいですね!! 是非一緒にやりたいことがあります!」

という電話がありました。

そう声をかけてくださったのは、富士吉田警察署の生活安全課の方々。

そこで、生徒たちと実際に警察署に訪れ、相談内容を聞いてみることにしましたー!

ご相談内容はこちら。

【課題】

今年度の県内での電話詐欺被害額が1000万円を超えている

近年の電話詐欺は、「おれだよ、おれ! 金かしてくれ!」という

シンプルなものではなくなってきているようです。

たとえば

「風邪を引いていて、声が変わったんだ。元気にしている?」と

電話がかかってくるようになり、

数日間かけて高齢者との信用度を高めて行きながら、

お金を借りるというパターンが増えているようです。

巧妙な手口で、優しさに漬け込む詐欺は、本当に許せない!

【解決策】

お年寄りが集まる場所での周知活動や訪問を通して、

1件でも多くの詐欺被害をなくせるような取り組みをしたい

そこで10月18日に、生徒たちと警察官の方といっしょに、

タウンスニーカーのバス車内やバス停付近で、

電話詐欺の啓蒙活動を行ってきました。

生徒たちは手作りのポスターやチラシなどを作成!

当日はおよそ30名ほどの人へ、生徒たちが直接お渡しました。

笑顔で受け取ってくれたお年寄りの方々に

「電話詐欺に気をつけてください!」と

一件でも多くの被害がなくなるよう声をかけてきました。

今回の活動は、

地域の警察官の人が読んだ新聞記事から、

新しいつながりや活動が生まれ、どんどん進んでいきました。

生徒たちと一緒に私自身も、

活動の展開の速さと取り組みの意義の深さを

実感できるプロジェクトでした。

タイミングや運も活動の上では本当に大事な要素ですね。

そして、活動のなかで、

警察官のみなさんが声をかけるときの

「低姿勢で、謙虚な優しさに満ち溢れた姿」に、

生徒といっしょに感動してしまいました。

この街をいつも守ってくださる

警察官のみなさまに感謝しかありませんね。

自分からもできること

(安全運転、ゴミ拾う、オレオレ詐欺について広める など)を

実践して、

警察官の方の仕事が少しでもなくなることを祈るばかりです…!

取り組みをおこなうにあたって、

富士吉田警察の皆様、

夏からお世話になっております〈富士急バス〉の皆様、

富士吉田市役所の皆様、本当にありがとうございました!

*オレオレ詐欺や電話詐欺には、どうぞご注意を*

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渡辺 紀子

特定非営利活動法人〈かえる舎〉スタッフ

山梨県南都留郡生まれ。東北芸術工科大学デザイン工学部卒業。卒業研究として、若者が地元を好きになるプログラムを実践的に研究し、2019年春に地元である富士吉田市の地域おこし協力隊に就任。小中高のキャリア教育や高校卒業後の自分らしい進路をみつけるプロジェクトを企画・運営。2020年に協力隊の任期満了とともに事業マネジメントで携わってきた〈かえる舎〉のスタッフとして参画。富士吉田市が大好き。

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