こんにちは。
最近、頂き物のフェイジョアというフルーツで果実酒を仕込みました。
キウイやリンゴ、バナナ、梨など様々なフルーツを掛け合わせたような芳しい香りを持っている南米原産の果実です。
クリスマスの頃に出来上がる予定で、みんなで集まる時に飲みたいと思います。
さて、秋の始まりの9月末。
紅葉に染まる前の富士北麓の森でマウンテンクリーンをしました。
今回は北富士演習場のそばの側道沿いを綺麗にするべく、12人の仲間が集まりました。
この日はいつも来てくれるお馴染みのメンバーに加え、埼玉や神奈川など県外からの参加者も!
友人に会いに来たタイミングで一緒に参加してくれたり、クリーンの日程に合わせて富士吉田に遊びに来てくれた方もいました。
この活動を始めた当初は、まさかマウンテンクリーンがきっかけで富士吉田に来てくれる人がいるなんて思いもしなかったので感慨深いものがありました。
とても貴重でありがたい存在です。
これからもマウンテンクリーンを細く長く続けていこうと決意するきっかけになりました。
各自散らばりながらゴミ拾いをしていたら「こんなのがあったよ!」と声がして、振り向くとそこには水瓶が。
中には小銭がたくさん入っていました。見たところ、そんなに古いものでもなさそうです。
きっと誰かが大切に管理しているものだろうと判断して写真だけ撮って元の位置に戻しました。
森を歩くと本当に様々なものに出逢います。
そこかしこに感じる生物の息吹とサイクル。風に揺れる葉の擦れる音や、踏みしめる落ち葉の香り。
そこに楽しそうにマウンテンクリーンしているみんなの声が溶け込んでいて、心が暖かくなりました。
ふと見上げると、ぱっくり口を開けたアケビの実。
タネの周りの果肉はバナナやリンゴのような味わいで昔の人はよくおやつにしたそう。
皮の部分も炒めて食べることができます。
こちらはまだ青いミズナラのどんぐり。
この木のどんぐりはタンニンが多く、渋くてとても食べられません。アク抜きをしないと有毒です。
クマやイノシシは唾液にタンニンを中和する成分をもつため、このどんぐりも大事な栄養源になります。
そしてミズナラといえばウイスキーの樽に重宝される材でもありますね。
他にも鬼胡桃や野菊、ヒノキなど植物探検と並行してゴミ拾いしながらゴール地点に到着。
たくさん拾ったら、次はみんなで分別作業をします。
今日もまた少し、森が綺麗になりました。
全員で記念撮影をして、近くのガマズミやカキドオシをチェック。
森と触れ合う楽しさを持ち帰ってもらえたら嬉しいです。
次回は森でランチも企画中🍙お楽しみに!
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10月中旬、ハタオリマチフェスティバル2024(通称ハタフェス)が開催されました。
今年で9回目の、富士吉田の大きなイベントです。
富士山の森から流れるきれいな伏流水で、機織りの街として栄えた富士吉田市。
今も街を歩けば機屋さんのガシャンガシャンという軽快なリズムがどこからか聞こえて来ます。
そんな機屋さんが主役のこのお祭り。
私が所属するHERBSTANDチームは富士北麓の森の樹木を使ったお茶や、市内で育てたフレッシュハーブブーケ、そしてこの日のためにチャイミックスを用意しました。
富士吉田の名産であるネクタイ生地に使われるシルクは、蚕(かいこ)が紡ぐ繭から作られます。
その蚕の好物である桑の葉をベースに、森のウラジロモミやほうじ茶、ホーリーバジルに花椒を合わせて多国籍な人々で賑わう今の富士吉田を一杯のチャイで表現しました。
当日はこのチャイミックスを豆乳で煮出して提供しました。
仕上げにウラジロモミとシナモンのパウダーをかけて出来上がりです。
お家で楽しめるチャイミックスのパッケージには、富士吉田で織られたネクタイ生地のサンプル地をアップサイクル。
一枚一枚表情の違う中から、好きな絵柄を手に取って楽しんでいただきました。
ハタフェスの空気感をお家でも思い出してもらえたら嬉しいです。
来年は、ハタフェス10周年!どんなお祭りになるか今から楽しみです。
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おまけ
最近1番出会いたいもの。
キクイタダキという日本最小の鳥で、名前の通り額にある菊のような鮮やかな黄色がチャームポイント。
富士山五合目で見られるとの噂も。ぜひこの目で見てみたいです…!