FUJIYOSHIDA DIARY MAGAZINE

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北山詩織

2024.01.19

森でミネストローネ3 「森のクリスマス」

新年あけましておめでとうございます。

1月も半ばですが、みなさんは年末年始をどのように過ごしましたか。

家族とゆったり過ごした方、休みを活かして旅行をした方、お仕事をしていた方もいらっしゃるかもしれません。

私がここ数年、年末年始に決まってすることが「今年したい100のこと」のリストアップ。

大きなことから小さなことまで。

誰かとの具体的な予定や、概念的な要素など縛りなくわくわくすることを短時間で直感的に書き出します。

そしてその年が終わる頃に見返して「どれくらい出来たかな?」と1年を振り返ります。

(「森でミネストローネ」は2021年のリストにinしていました)

このリストのちょっとしたコツは「した方がいい」や「するべき」ではなく、あくまで「したい」を軸にして書くということ。

そして年始に書いたら年末まで見返さず頭の中から追いやってしまうことです。

忘れていても実践したことというのは、「本当にしたい、今の自分に必要な事だったんだな」と本心を知ることができる気がしています。

リストを全て実行するのを目的にせず、気楽に去年の私との対話を楽しんでいます。

毎年書いているのにできていないこともあったりして、「実はそんなにやりたいことではないのかも?」と何年か続けて見えてくることもあって面白いです。

新しい1年のはじまりにおすすめです。

時間は少し巻き戻って12月のはじめ。

野生のクリスマススワッグをつくりに植物好きのみんなが森に集まりました。

暖かい日差しの中、縦一列に並んで植物を調達する姿は絵本の登場人物さながら。

クリスマスツリーでお馴染みのモミや青々としたヒノキ。

赤松でお正月のニュアンスを入れたり、葛や山葡萄のツルでリースの骨組みを手づくりしたり、みんなの創意工夫が発揮されます。

強風などで折れた枝ぶりのいい杉もしっかりと活用して。

事前に収穫してくれていた野薔薇の実やコニファーも素敵な彩りになりました。

(鮮やかな実がクリスマスらしさを演出してくれました)

剥がれ落ちていた樹皮をセンターに据えて、麻紐で無造作にくくればワイルドなスワッグの出来上がりです。

ポイントはサルトリイバラの丸い葉っぱ。

塩漬けにすると香りが良いそうで、来年試したいハーブの1つです。

(黄葉してまだらな色がかわいいサルトリイバラ)

出来上がったスワッグは自宅の玄関に。

持ち帰るとなかなかのボリュームでした(笑)

みんなで森に入り、気持ちのいい時間を過ごして年末の良い締めくくりとなりました。

今年もたくさんの植物に出会い、実験し、生活に取り入れていきますので楽しみにしてくださると嬉しいです。

(絶賛仕込み中の野生のフウトウカズラ)

おまけ

▼2024年の抱負

今年はついに富士山に登りたい!(できるかな)

なので一緒に登ってくれる人ゆるく募集中です〜

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北山詩織

〈HERBSTAND〉スタッフ

1998年愛知県生まれ。大学でプログラミングを学んだのち、食べるのが好きなことと農業の可能性に惹かれ国内のハーブ農家を訪ねる。その中で植物がもつ様々な可能性を探究するHERBSTANDとご縁があり、インターンを経て新卒で就職と同時に移住。植物たちのサイクルに合わせて、山に畑に原野に走り回る日々を送っている。富士北麓の豊かな森や湖で過ごすゆったりとした時間が休日の楽しみ。

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