FUJIYOSHIDA DIARY MAGAZINE

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北山詩織

2024.05.10

森でミネストローネ7「今日からマウンテンクリーン」

こんにちは、森ミネ第7回です。

突然ですが、みなさんは『ビーチクリーン』という言葉を聞いたことがありますか。

その名の通り『浜辺での清掃』を指し、海からの漂着物や不法投棄されたごみなどを拾う活動です。

各地でいろんな団体がビーチクリーン活動をしており、実際に参加したことのある方も多いと思います。

では、『マウンテンクリーン』はどうでしょうか。

ビーチクリーンの山版で、私は最近この言葉を知りました。

今日はこのテーマについて話していきます。

私は仕事柄森に入る機会が多く、休みの日にも山菜を摘みに行ったり、リフレッシュしたりと森歩きをすることがしばしば。

そんな時に足元の落ち葉の隙間からのぞく無数の空き缶やビン。

道路沿いの溝をふと見ると、タバコや飲食物のパッケージがびっしりと捨てられています。

「こんなに素晴らしい森の中にごみを捨てる人がいるなんて…」というのが率直な感想ですが、嘆いても仕方ないので持ち帰れる範囲で拾っていました。

しかし長い間放置されたものからつい最近捨てられたであろうものまで多数のごみがあり、個人で拾うには限界があるなと感じて、数年前に友人や職場のみんなを誘って小さな清掃活動を始めました。

これまでは気まぐれなタイミングでひっそりと続けていたマウンテンクリーン。

豊かな暮らしを支えてくれている山に還元するようなアクションができたらと思い、この春からもう一歩踏み込んで2ヶ月に1度、定期的に活動することに決めました。

ちらほらと「一緒にごみ拾いをしたい」という声が届いていたのでInstagramのストーリーズで参加募集の声かけもしてみました。

ありがたいことにたくさんのリアクションをいただき、周りの方の環境保全への意識の高さを感じたと同時に「この活動を持続可能な形でちゃんと運営していくんだ…!」とよく分からない責任感まで芽生えました。

定期マウンテンクリーンの初日は、4月のよく晴れた日曜日に決行。

貴重な休日にもかかわらず、5名の勇者が駆けつけてくれました。ありがとうございます。

ほぼ顔見知りな馴染みのある皆さんと挨拶もそこそこに、今回のために目星をつけていたエリアへ。

ここ数日で一気に暖かくなり、マダニが見られるようになった森。

参加してくれた職場のチームメイトが虫除けスプレーをみんなにシェアしてくれました。ありがとう。

準備運動もばっちりに、いざマウンテンクリーン開始!

さっそく目に入ったものを次から次へと拾い進め、散り散りになる仲間たち。

ここは地元の人がよく来る場所で新しいごみは少なく、見たことのない昔のジュースの缶など時代ものが多数落ちているエリアです。

じつはマウンテンクリーンは、ビーチクリーンと大きく異なる点がひとつあります。

それは地面に起伏があり、木や枯れ葉に埋もれているごみを探すところから始まるということです。

その地で根を張って生きている植物の合間を縫って進み、注意深く地面を見つめごみのわずかなシルエットを見逃さず拾う。

気分はまさにハンターです。

(大物ゲットの瞬間。マグロでも釣ったみたいな達成感)

春と秋は下草や雪がないのでマウンテンクリーンのベストシーズン。

下草が茂る前で初回にふさわしいタイミングでした。

エリア内をある程度拾い終えたら、みんなで分別します。

「こんなの落ちてたよ」とそれぞれ拾ったものを披露し、ちょっとした面白いごみ選手権が開かれたのも良い思い出です。

(みんなびっくりの大きな一升瓶)

今回は森の入り口と道路沿いの2箇所でマウンテンクリーンをしました。

道路沿いには、塗装材の缶や芝生の種など産業廃棄物のようなものも多く見られました。

この分厚い発泡スチロールの板は、袋に入れようにも弾性がありなかなか折れず苦戦。

そんな時、見事なタイミングで落ちていた錆びたノコギリを役立てて半分に切って事なきを得ました。

こんな事があるから、山って面白い。

1時間のクリーンアップを終えて、少しだけ近くの森で植物探検をしました。

ちょうど春を知らせる富士桜やアブラチャンの花、カラマツの新芽が芽吹いていました。

(こちらはグレープフルーツのような香りのモミの葉)

最後はみんなで分担してごみ袋を持ち帰ります。

終始和気あいあいとした雰囲気で、あっという間の1時間でした。

みんなのマウンテンクリーンの様子は以下のInstagramアカウントでも発信しています。

この日はお土産にアブラチャンの花塩を用意して、みなさんに持って帰ってもらいました。

ほのかに柑橘が香る春ならではのお塩です。

カルパッチョやおにぎりなどに。

(トトロの世界みたいと言われたお塩のおみや)

これからもみんなが気持ちよく森で過ごせるように楽しく続けていこうと思います。

それでは第1回、お疲れさまでした!

▼おまけ

マウンテンクリーン活動の記録アカウント

次回は6月です。

・Mountain Clean Mates

https://www.instagram.com/mountain_clean_mates?igsh=ejJiMzFtamw4Mm03&utm_source=qr

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北山詩織

〈HERBSTAND〉スタッフ

1998年愛知県生まれ。大学でプログラミングを学んだのち、食べるのが好きなことと農業の可能性に惹かれ国内のハーブ農家を訪ねる。その中で植物がもつ様々な可能性を探究するHERBSTANDとご縁があり、インターンを経て新卒で就職と同時に移住。植物たちのサイクルに合わせて、山に畑に原野に走り回る日々を送っている。富士北麓の豊かな森や湖で過ごすゆったりとした時間が休日の楽しみ。

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