織物産業に携わっているほとんどの人が持っている拡大鏡を、産地に来て1年が過ぎてからようやく購入した。これで織物の構造を見ることができる。
富士吉田市にむかしからある道具屋さんで、ちょっとまけてもらった。
おもちゃをゲットしたときみたいに無条件にワクワクして、意味もないのに生地を覗いたりしてみる。
最近は生地の企画をすることが少しづつ増えてきた。「こんな感じ!」と、どうしても感覚で企画をしてしまいがち。でもこうやって拡大鏡を覗くと、「織物は構造なんだ」と繰り返し確認することができるから、意味もないのに覗くことはきっと意味があるのだと思う。